犬夜叉55巻感想

最終巻を目前にして55巻は1ページ1ページの内容が濃くて名場面名台詞が多く、丁寧にあらすじ感想を書いていたらものすごく長くなるので、大まかなあらすじと特に印象に残った場面だけ書きたいと思います。(なのにこの長さ、許して)

曲霊に取り憑かれた犬夜叉ですが、妖怪化してもかごめを想う心は消えないようです。曲霊を斬るチャンスはひとつ、犬夜叉からかごめに乗り移ろうとする一瞬。「今だ」とばかりに、殺生丸さまが天生牙の華麗な刀さばきでばっさりと斬っておしまいになられました。刀を鞘に納める姿もお美しい。
曲霊を倒したことにより封印されていた霊力を取り戻したかごめは、本来の力がよみがえり、辺りの邪気が取り払われ、黒く汚れた四魂の玉も光を取り戻します。そのため悪あがきを始めた全裸の男奈落は、またまた卑劣な手口で弥勒と珊瑚を騙し、二人の愛し合う心を利用し絶望へと追い込み、四魂の玉に再び闇を与えます。
そしてとうとう汚れた四魂の玉を吸収しさらに強い力を得た奈落。(やっと服着ました)犬夜叉が何度砕いても何度も再生します。
そのころ離れたところで奈落が追い詰められたことを感じ取った殺生丸さまは、爆砕牙を一太刀。爆砕牙とは斬ったあとも破壊の効力が続き、その残骸を吸収した体をも破壊し続けるという、すんごい刀。すなわち奈落の体は再生できず壊れ続けるという、奈落にとっては勝ち目のない刀。殺生丸さまったら、何でもっと早くそれをお使いにならなかったんでしょう。
爆砕牙の威力で崩れ落ちる奈落の体内で、ばらばらになっていた仲間達は逃げ惑いながら次第に一つに集まっていきます。そして奈落は最期のあがきでかごめに何か仕掛けを残し、今にも葬り去られようとしています。
次はいよいよ最終巻。

今回は殺生丸さまが大活躍でした。この世の者を斬れない刀天生牙であの世の者曲霊をばっさり斬り、何度も再生を繰り返す奈落を再生不可能にしてしまう爆砕牙で斬る。強力な武器を上手く使いこなしていらっしゃいます。
長い犬夜叉物語の中で一番変わったのは殺生丸さまですね。はじめの頃は人間などゴミとしか思わない冷酷無慈悲な殺生丸さまでした。それが今回はどうでしょう。
人間の心は弱い。愛する弥勒を救うために、りんを犠牲にしても構わない。しかしその罪に心を痛め、罪滅ぼしのために命がけで我先に敵に向かう。か弱き人間、珊瑚。
そんな珊瑚の心を察し、全てを理解し、哀れみの眼差しで見つめ、救おうとする。
以前の殺生丸さまでは考えられないことです。
かっこよすぎます!殺生丸さま!強くて優しくて男前!キャンキャン吠えるだけの犬夜叉よりずっと頼りになります。殺生丸さまがいなかったら奈落も曲霊も倒せなかったんだからね。

それともうひとつ、とても重要なかごめの発言。
「今まで奈落が、人々の愛し合う心を呪い、仲間の絆を引き裂こうとしてきたのは、人の心を知っているからこそ出来ること。四魂の玉は奈落の本当の望みを叶えてくれない。今まで四魂の玉を手にしても、すぐに吸収しなかったのは身も心も妖怪になってしまうのを恐れていたから」と、奈落の心を見抜きます。そして犬夜叉も「俺たちは同じ半妖。人間の心、妖怪の心、どちらかの生き方を選ぶことが出来たはず。なのに人間の心に背を向け妖怪の生き方を選んだお前が許せない」と。かごめも犬夜叉も、奈落の悩み迷う本当の心に気付いてあげたような言い方をしています。犬夜叉なんて「俺たち」と言ってるし。仲間発言じゃん。
かごめの言った「奈落の本当の望み」とは、最終巻で分かるのでここでは書きませんが、結局奈落は可哀そうな男だったのかな…と。もし奈落によき理解者がいれば、仲間がいれば、愛してくれる人がいれば、もっと別の生き方があったのかもしれません。
あぁ…犬夜叉って深いわ……。語り出したら止まらないので、このへんで。


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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

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>藤咲空方さま

犬夜叉の良さをわかってもらえて嬉しいです!
アニメは36巻までで終わったので、そのあとからいろいろ複雑で切なくて感動的な話になっていくのに残念です。
殺生丸さまはアニメだと、よくおしゃべりになるし、髪の毛をばさっとかき上げるポーズが色っぽいし、りんに語りかける声も優しいし、動いている殺様をもっとみたいので、アニメ再開してくれないかな~。
ファンの間では、再開を願う署名活動とかしているようですが、声優さんたちが年取って声が変わらないうちに、犬夜叉アニメ復活してください!

NoTitle

いやぁ、ブログの装丁が度々変わりますね♪面白いです。
今はクリスマスバージョンといったところでしょうか。

そっかぁ、殺生丸様大活躍でしたか。
元々最強キャラの匂いぷんぷんでしたから、最後も彼を上手いこと使ってくるんだろうなとは何となく思っていました。
そして埋まっていく犬夜叉との兄弟の溝。
犬夜叉には共通して、
どんなに離れていても、どんなに境遇が違っても、どんなに道を違えても、
想いにはそれを越えていく力がある。
というようなテーマをひしひしと感じます。

また、愛する桔梗の手によって犬夜叉が封印されてしまう。しかもそれははめられた罠だった。
という当時の私には衝撃的なこの展開も、再び出あった桔梗とよく似た女、かごめと同じ末路になろうとしかける予感がありました。
とにかく、最高に切なくも哀しい展開を一度は開いて、その後のストーリーで落ち着かせる。みたいなのを予想してたり。

あぁ、それにしても犬夜叉って偉大な作品だなぁ。
私の漫画友達たちで犬夜叉を読んでいる人っていないんですけど、アニメは見てるんですよねー。
だから、
「犬夜叉連載終ったらしいよ」
と教えてあげると一様に「え、どうなったの!?」
となる。
やっぱ気になってしまう。
そして「一気に大人買いしてみようかな。ブックオフあたりで」
みたいなことも言ってたり。

そして見事私も、時間があれば全部読みたい候補の一つになりました。
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