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映画 『寄生獣』を観てきました

kage

2014/12/02 (Tue)

原作ファンの私をがっかりさせない、世界観そのままで上手く作ってありました。
原作を読んでいない人も、読んでいる人も、入り込める興味深い作品です。

多少原作と違う設定もありましたが、(例えば、新一の父親はすでに死去。Aとの戦いは漫画では学校だけど、映画では魚市場、Aが母親に寄生、など)変更省略された割には繋がりが違和感なく、まとまっていたかと。
メッセージ性の高い原作の深いテーマが伏線のようになっていて、完結編に繋がるように出来ていました。

1部のあらすじ。
普通の高校生の新一は、ある日突然、寄生生物に右手を寄生されてしまう。戸惑う新一だが、自らをミギーと名乗る「パラサイト」との共生を余儀なくされてしまった。
やがて他のパラサイトたちが人間を捕食しだし、殺人事件として世間が騒ぎだす。母親を殺された復讐のため、新一はミギーと共にパラサイトとの戦いを決意する。
さあ、これから! というところで、1部は終了。早く続きが観たい!

主人公の新一を演じる染谷くんの演技が素晴らしいです。
おどおどして気弱だった新一が、敵に心臓を貫かれたのが原因で体中にミギーの細胞が回ってしまう。そのため心まで「パラサイト」に近づいていき、行動や感情に変化が現れる。
そんな新一を声や表情でうまく表現しています。
原作でもショッキングだった、車に轢かれて死んだ子犬をゴミ箱に捨てて、「ただの犬の形をした肉だ」というシーン。切り刻まれた同級生の死体を平気でまたいで歩く。さらには大切な人が死んでも涙が出ない。
心が変わってしまい自分はまだ人間なのかと悩む姿は、原作でも重要なポイントでした。

また、この作品は女性の強さと愛が大きく描かれています。
心も体も変わっていく新一を支える恋人、里美。
新一の変化をいち早く気づき、脳を支配されても新一の命を助ける母親。
そして、パラサイト田宮良子に会ってすぐ直感で自分の娘ではないと気づく、田宮の母親。
田宮良子は言います。「母親になれば特別な能力が備わるのか」と。

原作を読んでいるから言えることだけど、1部だけならただのグロいバトル映画。完結編とセットで観てこそ、哲学的で考えさせられるテーマが見えてくるのかも。
悪魔に近い生物は人間だとミギーは言っています。
確かにね。しかし、醜い心も美しい心も、両方あるのが人間だと思いますよ。

映画のタイトルは『寄生獣』ですが、パラサイトたちの事を寄生獣とは誰も言っていない。なら寄生獣とは何なのか。

なんとなく思ったけど、残念なのは、ミギーは冷酷な寄生生物だったはず。なのになんだか可愛くてゆるキャラに見えてしまう。可愛いよう~。新一もミギーを受け入れるの早すぎ。すでに相方みたいになってるんですけど。
まぁそこは、さくさく話を進めないといけませんから。

原作で私の好きなキャラは、終盤、右手を失った新一が森の中の家にかくまってもらう時の、そこの家のおばあちゃん。
あのおばあちゃんは最高。やはり女性は強し!
映画でも出てきてくれるのかしら。

その辺も含めて、完結編が今から楽しみです。




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