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文句ばっかり言うよ~

kage

2014/03/12 (Wed)

先日、会社の副会長さんに初めて会いました。
「きものは日本の文化である。私たちはそれを伝える素晴らしい仕事をしている」と聞かされ、はぁ~、いいこと言うな~、確かにその通りだな~と感動しておったのですが、すでに辞める気になっていた私は、きものの良さを伝えるのはこの会社じゃなくても出来るんじゃない? むしろ営利目的じゃないほうが誠実で良いんじゃない? っと、素直に受け入れられずにいたのでした。

仕事の手が空いたときは、アンケート取りをしないといけないのですが、いまさら名簿を増やしてもしょうがないので、アンケートを取るフリして、ボーっと突っ立ってます。
前回も書いたとおり、アンケート=相手の連絡先ゲット=自分のお客になる=電話はがきで勧誘
という流れになる、つまり、アンケートに書いてもらう数が多いほど自分のお客さんは増えるので、アンケートをたくさん取れば買ってくれる確率も増えるということです。

今は決算時なので展示会が毎週のようにあって、毎日のようにお客さんに勧誘電話を掛けないといけません。
でも、私の名簿数はもともと少ないのに、そのうち3分の1は「もう電話しないで」と怒られた人。数人は反応がいいけど、迷惑そう。残りは電話にすら出てくれない人。好感触のお客さんは一人もいないのです。
それなのに、店長からは毎日「電話して」と言われるので、私もどうすることも出来ず「電話するところがありません」と言ってみたのです。
店長は、「電話するなと言われたところには電話できない。反応のいいお客さんだけ選んで電話しろ」と言うのだけど、だから!それが一人もいないっての! もし2,3人いたとして、その2,3人に毎日掛けることになってしまうじゃないか。
それを店長に説明したら「だったら、反応が良くて4~50代で娘がいて、買ってくれそうな人の名簿を取ってくればいい」と言われた。
おいおいおい。そんな人どこにいますか? 見た目で分かりますか? 簡単にできるならとっくにやってるわ。
笑顔で鬼のようなこと言う人だな。販売業の人は作り笑顔が自然と出るので、店長は内心怒ってるのか優しく教えてくれているつもりなのか分かりにくい。

とにかく、着物は買わない、必要ないと言っている人に、しつこく「展示会来ませんか~、すっごく良いもの揃ってるんですよ~、ぜひ〇さんにも見てもらいたいな~」の心のこもってない電話を掛けるのは、もう辛くて苦しくて。
着物屋さんの泥臭い裏の世界をみてしまった。
着物屋さんで必要なのは、着付けの資格ではなく、誉めたりおだてたりの口先が上手い技術だと分かりました。

「良いお客さんとはどんなお客さんか」
の質問に、「買ってくれるお客さん」 と普通に答える先輩販売員。
性格が良いとか、感じが良いとかじゃなくて、お金持っていて、なんでも勧めたらバンバン買う人。
これが良いお客さん。この人に買わせるために、お世辞も言うしお土産や誕生日プレゼントも用意するし、車の送迎でも何でもやる。
営業の世界では当たり前ですかね。
布団とか電化製品とか、高価なものでも役に立つものなら、買ってもらう価値があるけど、着物って、着ない人は何年もタンスの中でしょ? ぜんぜん必要の無い人に無理やり勧めるってのが、納得いかん。必要な人は自分から買いに来るって。

まだ辞表は出していません。他の仕事の面接日も決まっています。そこは、試験があるので採用されるか分かりません。こんなことしているより、採用試験の準備をしたい。
成り行きに任せるしかありません。


就職前の面接時に、こっちからも質問して仕事内容を確認したつもりだったけどね。最初は良い事しか言わないね。正直に言ってくれたらやらなかったよ、この仕事。
他の着物屋さんの求人の採用条件に『何を言われてもへこたれない根性のある人』って書いてあった。はじめにそう言ってくれるほうが覚悟を持って仕事できるのに。
まあ、何事も経験だよね。
そう思うことにした。


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