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魔人探偵脳噛ネウロ 22~23巻 あらすじ

kage

2012/11/15 (Thu)

 警察の銃撃から逃走したシックスは都心から離れた洋館に身を隠す。そこは本城が最後にシックスを裏切り、弥子に情報を漏らしたアジト。仲直りした弥子とネウロは吾代の車で潜伏場所へと向かった。
 その頃シックスは活動しにくくなった日本から出国準備中。だがそこへ到着したネウロが踏み込む。シックスとネウロは正面対峙。今にも激戦が始まろうとしていた。
 その瞬間、弥子に化けたXIが奇襲攻撃。ネウロと弥子は、その完璧な変身能力と攻撃力に驚愕する。
 やがて二人は廃墟の遊園地に誘いこまれる。衰弱した上に弥子を庇いながら戦うネウロは、シックスとXIの凄まじい攻撃に防御するだけで精一杯。さらにXIは弥子の記憶を読んで、過去に恐怖を感じた犯罪者たちに化けて攻撃してきた。シックスも自らの体を金属化させて圧倒的な力を見せ付ける。
 弥子が死を覚悟した直後、ネウロが魔界能力で弥子を遠くへ放り投げ逃がした。シックスは訊く「あの足手まといをかばうために無駄に魔力を消耗する。そこまでして、なぜあの娘を助ける」と。するとネウロは「弥子は魔力を放出する体質なのだ」と答えた。つまり非常用に持ち運べるバッテリー。シックスは何かを目論む表情を見せた。
 その時、吾代の車が飛び込んできた。荷台には気を失った弥子がいる。ネウロは車に掴まり、ひとまず退却。……かと思わせて、これもネウロの作戦。シックスから離れた隙に策を仕込むのだという。
 ネウロの策とはXIに弥子を狙わせること。先ほどの「弥子はエネルギー源」と言ったのは全くのウソ。そう言えば敵は分断し、XIは弥子を標的にする。つまりは弥子がXIを倒すのだ。
 XIが誰にでも変身できるのならXにもなれるはず。中身までXになることでX自身の記憶を取り戻せばいい。「我が輩は貴様にならそれができると信じている」。ネウロは弥子を信頼しすべてを任せた。弥子はそれに応える。
 弥子を残しシックスの元へ跳んで戻るネウロ。ネウロ対シックス。弥子対XIの戦いが始まる。

 ひとりになった弥子の元へ、ネウロに化けたXIが現れ近づく。だが弥子は躊躇なく確信を持って見破った。「あのネウロが私を信じていると言った。それがどれほどのことか、あなたは分かっていない。信じたネウロが戻ってくるはずがない」と。
 完璧な変身だとうぬぼれていたXIは冷静さを失い逆上する。そんなXIの内側を弥子は見抜いていた。
 さっき過去の犯罪者に化けたとき、化けるのを避けていた犯罪者がいた。それはX。弥子は自分の頭を差し出し、XIに記憶を読ませた。
 弥子の脳内にあるXの記憶。Xのパートナー、アイの記憶。シックスに昔の記憶を消されていたXIは、弥子によりXだった頃の記憶を取り戻した。

 一方、ネウロはシックスとの死闘で魔力も体力も使い果たし限界に来ていた。
 そこに戻ってきたのは、弥子の死体を腕にぶら下げたXI。ネウロの目の前で弥子を解体し、屈辱を味わわせてやろうとするシックスが見たものは、気を失って倒れているだけの弥子。弥子の死体はトリックだった。シックスが一瞬の隙を見せたその時、XIはXの姿に戻り、シックスの心臓をえぐり取った。
 Xは言う「俺は人間だ。新しい血族なんて、あんた一人でやってろよ」そのとたん、シックスはXの胸に仕込んでおいた爆弾を爆発させ、Xは重症を負った。心臓を奪われたシックスは金属細胞の制御を失い、ダメージを受け不利な状態に。
 だがその直後、シックスは飛んできたステルス爆撃機に掴まり逃亡した。
 ネウロは諦めない。弥子に「我が輩が貴様ら人間の病気(シック)を治してやる」と言い残し、魔界電池すべてを使い切り、逃げるシックスを追いかけた。
 地上に残された弥子は、重症のXを気遣う。瀕死のXは、最後にある人物に化けて弥子を泣かせた。その人物とは笹塚。Xが化けた笹塚は弥子に「ありがとう」の言葉を遺し、Xの姿に戻った直後、静かに息を引き取った。XはXIだった頃、笹塚の記憶を読み取っている。笹塚の「ありがとう」は本物の笹塚の、そしてXからの遺言でもある、と言う吾代の言葉を噛み締める。「出会えて本当によかった。」弥子は出会いに感謝し、前進しようと誓った。そして、人間には届かない上空へと決戦の舞台を変えたネウロに、未来を託すのであった。

 その頃、高速で飛行するステルス機の上で対峙するシックスとネウロ。ネウロは言い放つ「ただ一人の新種として死ぬがいい」
 新しい血族など、最初からいない。新種と言えるのはシックスただ一人。新しい血族と思われた連中は、ただのシックスの信奉者。歪んだ大義名分で集まった者たち。特別な能力のある人間を洗脳し、強化細胞を移植した、悪意を満足させるためのシックスの手足に過ぎなかったのだ。
 すでに、体力が消耗したネウロは、シックスの攻撃をかわすのもやっとだ。
 だが、ネウロはこの瞬間を待っていた。死を覚悟した魔人の一撃。最後の魔界能力を出す。ネウロの絶対無敵の一撃で、シックスは胸から下が切り取られ、頭だけが残った。
 脳さえあれば生きていけるというシックスに、髪が白くなり干からびるほどに魔力を使い果たしたネウロに直接攻撃する余力はない。
 そこでネウロが考えた屈辱的な殺し方。「靴を舐めろ、その全身で」シックスを空中に放し、爆撃機に腰掛けるネウロの足に衝突させると、シックスは四方に散らばり死亡した。しかし、ネウロもまた、爆撃機ごと太平洋に向かって急降下している。
墜落の直前、ネウロは考える。そこまでして人間を守る理由は、食糧源だから。本当にそれだけの理由だろうか……。答えを出さないまま、遂には墜落してしまった。

 気がつくと、救護ヘリの中。ヘリを要請したのは篚口。弥子に頼まれ救助に向かったのだと言う。ネウロを救った最新の救助システムを作ったのは、HALの生みの親、春川教授だった。人間を助けようとした魔人は、これまで軽くあしらってきた人間に命を救われたのだ。不思議な因縁を感じているのは篚口だけではなく、ネウロも同じ。

 一週間後、ネウロは昏睡状態が続いたまま、事務所で眠っている。弥子が笹塚の墓参りに行き戻ってくると、事務所内に謎の人物が立っている。その人物とはゼラ。魔界を逃れ人間界で暮らす下級魔人だという。意識を取り戻したネウロにゼラは言う。「地上でここまで弱ったら回復の見込みはない。そのまま干からびて死んでしまう」と。
 ゼラの口は魔界へと通じている。ネウロが回復するにはゼラの口を通って魔界へ帰るしかない。しかしネウロは迷っている。時間軸の違う魔界から再び地上に戻ってこようとしても、同じ時空へ戻って来られるとは限らないのだ。
 迷うネウロに弥子は励ましの言葉をかけた。
「人間の世界はいつだって進化し続け未来を作る。ネウロがすぐに私を見つけられるように成長し輝いて待っている。だから心配しないで帰って来い」と。その言葉に勇気付けられたネウロは弥子をハグして言った。「留守は任せたぞ。相棒」
 翌朝、弥子が目覚めると、ネウロはもういない――。

 三年後。探偵として世界を飛び回っている弥子は、メキシコに来ていた。大使館を占拠したテロリストを説得し、友好的に投降させていた。
 弥子は今でも信じて待っている。謎で満ちたこの世界に、あいつは必ず戻ってくると。
 帰国の飛行機の中、うとうと居眠りの弥子。ふと気づけば窓の外に人の気配が。飛行中のジェット機に垂直に立つ男がいる。そんなことが出来るのはあいつしかいない。
 
  ――「脳髄の空腹がこの世界を求める。この謎は我が輩の舌の上だ。」
                        
                                  ―完―


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まとめ【魔人探偵脳噛ネウロ 】
 警察の銃撃から逃走したシックスは都心から離れた洋館に身を隠す。そこは本城が最後にシックスを裏切り

2012.11.17 (Sat) | まっとめBLOG速報