2017 09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 11

『阪急電車』 有川浩 

kage

2012/02/23 (Thu)

阪急電車

価格:1,470円
(2012/2/23 14:30時点)
感想(37件)





おもしろかったー。
現実にありそうでなさそうな、実にうまく出来たオムニバス形式。
ひとつひとつは違う話なのに、1話の話しが2話でつながり3話でもつながり、を繰り返す、1冊でひとつの物語になっている。短編連作はいくつか読んだけど、これはそれぞれが前向きだからか、読み終わって爽快感が残る。

普通はたまたま同じ電車に乗り合わせた知らない者同士で、急にぺらぺら話さないでしょ、という違和感はあるけど、関西なら当たり前の光景かもしれない。関西人は人なつこいから。
私は京都に住んでいたこともあるので、阪急電車というタイトルで、懐かしさからついこの本を手にとってしまった。
でも私の利用していたのは阪急京都線。ここに出てくるのは今津線。乗ったことないし、どこを通っているのかも知らなかった。もし利用者ならここに出てくる車内から見た風景を、うんうん頷いて読めるのだろうけど、知らない私は想像するしかなかったのだが、それでも充分楽しめた。

特に2話目に出てきた女性は印象的。
同僚の女に5年付き合った彼氏を寝取られ、その二人の披露宴に白いドレスを着て出席し、討ち入りを果たした、という女性。
度胸と潔さがかっこよくて、今後の彼女の人生を応援したくなる。

作者さんは女性の心理も男性の心理も描くのがうまい。ついでに言うなら女子高生も老婦人も。個性様々な登場人物を、電車の1区間で表してあり、どれもこれも何度読み返してもおもしろい作品だった。

去年映画化されたそうで(観てないけど)。ほぼ原作どおりに作られているらしい。出演者をみても原作のイメージ通りで映画のほうもぜひ観てみたい。

感想とは関係ないけど、大阪の地下鉄に乗ったときこんなことがあった。
ホームで電車を待っていたら、私の前に脚のすらっと長い背の高い女性が立っていた。パンツの線ぎりぎりの超ミニスカートをはいている。周りのサラリーマンたちは前に行けばいいのに女性の後ろに並んでいる。視線は全員彼女の脚へ。
電車に乗り込むと女性はドア付近に車内に背を向けて立っている。サラリーマン連中は相変わらず彼女の脚&おしりをジロジロ。
でも私はなんだか違和感を感じていた。だってスタイルのいい女性にしては、おしりがペタンコで骨盤が張ってない。まさかと思って女性の正面が見える位置に移動して顔を確認。すると、やっぱりあったあった。口の周りに点々と生えかけのおひげが。
ぷぷっ。あほども。あんたら脚ばっかり見てるから気付かないんだよ。
近くに本物の女(私)がおるのに。あんたらが見て喜んでんのは、自分とお仲間の脚ざんすよ。
…と、含み笑いをしながら電車を降りたのであった。ちゃんちゃん。
おっと。本の感想じゃなかった。でも小説のネタになりそう?


にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
ランキング
人気ブログランキングへ





関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック