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犬夜叉 完結編 第25話 感想

kage

2010/03/26 (Fri)

 仲間が揃っただけで四魂の玉の光が戻った。すると四魂の玉に心まで喰われた奈落は恐ろしい形相になり、闇を押し戻した。爆砕牙で切り刻まれた奈落の体からは、今まで以上に強い瘴気が溢れ出す。殺生丸は琥珀とりんたちに、奈落の体から出るように命令する。
 巨大な蜘蛛の奈落の体は崩れ落ちながら、楓の村に近付いて行く。目的は村にある骨喰いの井戸。殺生丸が爆砕牙で奈落を斬ると、瘴気まみれの肉片が村に降り注ぐ。犬夜叉が冥道残月破で村に落ちる瘴気をなぎ払うと、かごめは奈落の体の奥に隠された四魂の玉を見つけた。
「今なら撃てる!」信じて撃つと、かごめの矢は四魂の玉を貫いた。
 村中の瘴気が消え、浄化されていく。かごめの矢は、奈落を倒した。
 すると、浄化されていく奈落の瘴気の塊の中から、矢が貫通した四魂の玉と、顔だけになった奈落が現れ、骨喰いの井戸の上に浮かぶ。
「わしは四魂の玉に願をかけた。わしの死と同時にその願いは叶うはず」
と言い残し、奈落は消えていった。
 それと同時に弥勒の右手の風穴は消え、のろいは解けた。
 ほっとしたのも束の間、突然かごめの背後に円い冥道が開き、かごめを飲み込み消えていった。骨喰いの井戸も消えている。
 奈落が夢幻の白夜を使い、最後に仕掛けたのは、奈落の死と同時にかごめを冥道に引き込むこと。

 同時刻、現代のかごめの実家の祠でも、井戸が消えている。過去と未来を繋ぐ道は閉ざされた。戻ってこないかごめを心配する家族や同級生たち。

 そのころ戦国でも、かごめの行方を心配する仲間たち。四魂の玉も消えている。
 犬夜叉は、奈落がかごめを消すつもりならもっと前に出来たはず。なのにわざわざ死に際に井戸を目指していたのは何か目的がある。いまわの際で奈落が何を望んだのか、と考えを巡らす。
 そして犬夜叉は冥道残月破を出した。「四魂の玉はかごめを恐れていた。四魂の玉がかごめを無事に生かしておく訳がない」そう考え、かごめを探しに自ら冥道の中に飛び込んだ。
 犬夜叉にはかごめの家族がかごめを呼んで叫ぶ声が聞こえる。かごめは現代にも帰っていない。ならばいったいどこへ?

 気が付くと、かごめはひとり高校生の制服を着て立っていた。
 何もかも忘れ、現代で普通に高校生活を楽しんでいる。でも、弓道部が練習している様子を見ると、何か気にかかる。かごめの家の井戸があった場所は物置になっている。
「私は何かを忘れている?」
 御神木の横を通り過ぎたとき、違和感を感じた。
「違う。御神木には痕があったはず。犬夜叉が封印された痕が」
 その瞬間、すべてを思い出したかごめは、現実に戻される。
 
 闇の中で四魂の玉の声が聞こえる。「井戸は閉ざされた」
 今まで見ていた楽しく過ごす高校生活は、すべて幻影。本当のかごめは四魂の玉の闇に閉じ込められていた。
「私に何をしたの?」かごめの問いに四魂の玉は答える。
「幻で見た高校生活は、かごめが望んだこれからの日々。あの世界に戻りたいか。ならば願え。この四魂の玉へ。さもなくば闇の中で永遠にひとりだ。自分がいるべき世界へ帰りたいと願え」
 しかし、それは罠。かごめが四魂の玉に「自分が助かりたい」と願えば、永遠に玉の中に閉じ込められ、妖怪と闘い続ける運命が待っている。四魂の玉は滅びることはない。闘いは続き、永遠に繰り返す。あさましい因縁は断ち切れない。
「呼んでも誰も来ない」
 闇の恐怖にかごめを陥れようとしている。
 そうはさせないと必死な犬夜叉は、必ず助けに行くから何も願わず待っていろ、と、どこかにいるはずのかごめに叫ぶ。犬夜叉もかごめと同じ闇の中に閉じ込められているが、かごめの元へはたどり着けない。
 闇の中でひとりかごめは……。

  ◇

 殺生丸さまが暴れまくっていらっしゃって、さすがの奈落も敵いません。りんが無事とあらば、村ひとつ崩壊しようと、殺様には関係ないですから。
 お顔だけきれいに残った奈落が、最期に頭に浮かべたのは桔梗。やはり奈落=鬼蜘蛛でした。桔梗の心が欲しかったと言いながら、桔梗に嫌われることばかりしてしまう、小学生のハートの持ち主。そんなだから桔梗はもちろん、かごめや神楽にまでウザがられてしまう、ちょっと可哀想な男に思えて仕方ありません。
 奈落が死んだ直後も、、みんなの話題の中心は消えたかごめのことばかり。これだけ長く付きまとった最大の敵なのに、余韻もなく消えてしまいました。
 さようなら、奈落さん。
 めちゃくちゃ悪い奴だったけど、嫌いではなかった。もっと心の内を見せて欲しかった。
 犬夜叉には心を許しあえる仲間がいた。殺生丸にも守るべき者がいる。奈落にもそんな相手がいれば、結末は変わっていたでしょうに。
 来週は、とうとう最終回。ついにこの日がきたか。

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