2017 09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 11

犬夜叉 完結編 第24話 感想

kage

2010/03/19 (Fri)

 瘴気が充満する中、我先にと奈落の元へ急ぐ珊瑚は、犬夜叉と対立する現場に辿り着く。邪気を砕く飛来骨は、奈落の体を壊した。しかし防毒面をりんに譲った珊瑚は、瘴気の渦に囲まれて意識を失い、崖の底へと落ちていった。弥勒も後を追って落ちる。
「お願い、私も連れていって……」
 風穴の音は鳴り止まない。いっそ、二人で風穴に飲み込まれてしまおう……。
 心中を覚悟する二人の絶望が、再び四魂の玉に闇を与える。
 その時、いよいよ四魂の玉は奈落と一つになった。四魂の玉はますます奈落に力を与える。犬夜叉の冥道残月破をくらっても、飲み込まれることはない。
「四魂の玉は絶対に無くならない。たとえこの奈落が滅びようとも」
 その言葉にはっとするかごめ。
「あんたはいったい何をしたいの? 私たちと闘いながらやっていたのは、たった一つのこと。仲間同士の絆を嘲り、人と人が愛し合う心を呪って引き裂こうとする。それがあんたの望みだったの?こんなことは人の心を知っていなければできない。絆の大切さを知っているからこそ、それを失う苦しみが分かる」
 奈落の心を見抜く。そして、
「四魂の玉はあんたの本当の望みを叶えてくれなかったのね」
 完全な四魂の玉を手にしておきながら、今の今まで吸収しようとしなかったのは、心も体も本当の化け者になってしまうのを迷っていたんだと。
 心を見透かされた奈落は動揺し、悪あがきの攻撃を仕掛ける。
「人間の心を持っていながら、妖怪の生き方を選んだてめえを許せねえ」と怒る犬夜叉が冥道残月破を放つと、冥道は刃になって奈落の体を斬った。
 鉄砕牙は『斬る刀』。殺生丸から譲られた冥道残月破は、犬夜叉の物になった証として、斬れる技へと進化した。
 四魂の玉を貫けば、奈落は滅びる。そうはさせないと砕けた体を再生させる奈落。かごめの言葉に憤慨する奈落は瘴気を撒き散らす。

 一方、一度は心中を覚悟した弥勒だが、たとえ自分が死んでも珊瑚だけは生きていて欲しいと思い直し、瘴気の毒が届かない場所へと珊瑚と連れて逃げる。
 同じ頃、殺生丸と琥珀たちも奈落の元へと急ぐ。そこで殺生丸は爆砕牙を一太刀。奈落の体は砕けていく。爆砕牙で斬られた体は再生できない。
 体が砕けても魂は残ると負け惜しみを言う奈落だが、刀で斬れないもの、つまり奈落の魂を浄化するのはかごめの役目。
 するとその時、ふいにかごめの背後に夢幻の白夜が現れる。犬夜叉の冥道残月破の妖力を奪い取った刀でかごめを斬った。一見どこも斬られていないように見えるが、確かに斬られているはず。それを見て含み笑いの奈落。

 そしてその頃、諦めかけていた弥勒、珊瑚の二人だったが、風穴の音が治まりかけていることに気付いていた。奈落が痛手を受けたせいで、風穴の呪いが解けかかっている。希望が見えた二人は、犬夜叉の元へと急ぐ。
 殺生丸も犬夜叉と合流。
 爆砕牙の破壊が広がり、砕け落ちる奈落の体内で、仲間たちは集結した。

  ◇

「四魂の玉は桔梗と共に、この世から無くなるはずだった。だがかごめに生まれ変わった体を使って、再びこの世界に戻ってきた。砕け散っても災いを振り撒きながら再び集まり、時空すら越える」
 説明してくれたのは奈落。なぜかごめが桔梗の生まれ変わりだと知っている?もしやかごめが井戸からやってくる未来人だということも知っている?桔梗との三角関係のことも知っているし。きもいわ。
「たとえこの奈落が滅びても」の言葉も悲しすぎる。四魂の玉さえ残れば自分は死んでもいいと言っているようだし。犬夜叉にとっての敵は奈落であって、四魂の玉ではないはず。

 初期の頃は犬夜叉だって四魂の玉を使って本物の妖怪になりたいと思っていた。けれど妖怪化して理性を失う自分を知り悩んでいたときもあった。
「俺たちはどちらでも選べた」という犬夜叉ですが、自分は生き方を決めたということですね。
 半妖がコンプレックスだったが、妖怪化してかごめを傷付けるのは嫌だ。かごめは半妖の俺を好きでいてくれる。半妖のままでも十分強いし。だったらもう妖怪になりたいと思う必要はない。それが犬夜叉の結論。特に宣言はしていないけど、いつの間にかそんな方向へ。
 でも自分がそうだったからと言って、妖怪になりたいと望む奈落を責める立場じゃないでしょうに。
 そんな犬夜叉に「俺と同じ」と言われ怒る奈落は、殺様の爆砕牙で倒されそうになっているのに、余裕の笑み。
 白夜が奪い取った冥道残月破とは、冥界の入り口を開き、敵を冥界へと送り込む技。その妖力を奪ったということは……。危うしかごめ。
「儚き望み」とタイトル付けられた奈落さんの悪あがきが続きます。
 それにしても、弥勒さん。今週は男らしくて素敵でした。声優さんの演技力もあってか、二人のラブシーンのロマンチックなこと。死を覚悟した恋人同士は、たとえそこが敵の体内だろうとお構いなしで抱き合うのでしょうか。人間味を感じてしまいました。

関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック