犬夜叉 完結編 第22話 感想

 弥勒と珊瑚のふたりは、奈落の体内で幻影を見せられる。それは、弥勒が子どもの頃に育った寺。父上が和尚に弥勒を預けた後、自分の風穴に飲み込まれ死んでしまった過去の記憶。
「今さらそんな幻影で、私が動揺すると思うのか」だが、奈落がこの幻影を見せたのは珊瑚のほう。珊瑚は弥勒も同じように風穴に飲み込まれ消えてしまうのかと、激しく怯える。
 その直後、奈落の肉片に襲われる。弥勒は珊瑚を助けるために、これで最後だと覚悟をして風穴を開く。けれども、まだ風穴は持ちこたえている。まもなく風穴は裂ける。珊瑚を巻き込むことだけは避けたい弥勒は、珊瑚をその場へ残し、奈落の体内の奥へと走っていった。

 その頃、妖怪化した犬夜叉はひとりさまよう。犬夜叉もまた、五十年前、奈落の罠だと知らず、桔梗と憎しみ合い死なせてしまった辛い過去を思い出していた。
 だが記憶の中のかごめが浮かんだ時、犬夜叉は我に返る。手に残るかごめの血を見て、自分はかごめを傷付けてしまったのかと苦しむ。奈落は心を痛める犬夜叉を操り、再び妖怪化させる。
 奈落の体内をさまよい歩くりん。その後を曲霊が追いかける。逃げるりんが見つけたのは、妖怪化した犬夜叉。

 同じ頃、殺生丸は、奈落の肉の崖から落ちて気を失うかごめのそばで、飛んでくる妖怪たちを追い払っていた。目を覚ましたかごめに「その傷は犬夜叉にやられたのか」と、声を掛けるが、かごめは犬夜叉が私を傷付けようとしたのではなく、妖怪化した自分から遠ざけ逃がすために、崖から押したことに気付いていた。
 りんの居場所を捜して歩く殺生丸の後について行くかごめ。りんの臭いを嗅ぎつけた殺生丸は、かごめを連れて急いでりんの元へ飛ぶと、そこにいたのは、曲霊が乗り移り、理性を失った犬夜叉。りんは奈落の肉塊に埋もれ隠されてしまった。
 犬夜叉にとり憑いたのならば、犬夜叉ごとたたき斬ってやる。と、殺生丸は刀を抜き、二人は闘いを始める。
 曲霊に体を操られているとは言え、心はまだ理性が残っている。殺生丸を本気で殺そうとしない犬夜叉だが、殺生丸に鉄砕牙を振り払われてしまった。
 鉄砕牙は犬夜叉の暴走を止めるための守り刀。その鉄砕牙を手放してしまっては、ますます理性を失ってしまい、曲霊に心を支配されてしまう。
 身も心もとり憑かれた犬夜叉を元に戻そうと、鉄砕牙を犬夜叉に渡そうとするかごめだが、奈落の肉の壁からすべり落ちそうになってしまう。それに気を取られる殺生丸。すると完全にとり憑かれたと思われて犬夜叉だが、かごめの声を聞いて正気を取り戻した。それに気が付き刀を下ろす殺生丸。
 犬夜叉は自分の中の曲霊を追い出そうと闘っている。犬夜叉を操ることが出来ないとすれば、次に曲霊が乗り移るのは、かごめ。
 機会は一瞬。曲霊が犬夜叉から離れた、その時。
 すると、犬夜叉の心の変化に反応した鉄砕牙が竜鱗の刀に変化した。犬夜叉の妖穴が曲霊を捕らえる。曲霊は逃げることも、とり憑くことも出来ない。
「これで終わりだ。曲霊」
 犬夜叉が妖穴で曲霊を捕まえている間に、殺生丸が天生牙でばっさり両断。
 曲霊を倒した。

  ◇

 かっこええー! 殺生丸さま!
「曲霊よ。とり憑く相手を間違えたな」
「乗り移った相手が最悪だったな」
 誰と間違えたかはともかく、この発言は遠まわしに犬夜叉を認めていると見ていいでしょう。この半妖は曲霊には敵わない手ごわい奴だぞ、と。
 曲霊に止めを刺したのは殺生丸だけど、二人で協力して倒したようなもの。
 妖怪化した犬夜叉と素手で闘っていたのも、犬夜叉の体から曲霊を追い出そうとしていたようにも見える。本気で犬夜叉を殺そうと思えば出来たはずだから。
「かごめは俺が守るんだ!」と言う犬夜叉だけど、かごめを守ってくれていたのは、殺生丸ですからね。曲霊にとり憑かれた犬夜叉を前にして、かごめは殺生丸の後ろに隠れていたもん。今、頼りになるのは殺生丸兄さんのほうだと、かごめも判断したのでしょう。
 まあ、でも殺生丸からしてみれば、かごめは弟の彼女だから、あまり興味もない様子。
 じゃあ、りんちゃんは殺生丸にとって何なの?
 これは『犬夜叉』の最大の疑問。たぶん、ブラックジャックとピノコのような関係なのかな。
恋人でもない。親子でもない。ただの保護者だけど、深い愛情と信頼がある。今は恋愛感情はないけど、将来はわかんないよ、というような。
 『犬夜叉』の中にはいろんな愛の形があって、その愛を守るために闘っている登場人物たちそれぞれに存在感がある。だからこんなにも壮大なスケールの作品に仕上がっているのだと思います。
 ああ、そうそう。お留守番三人組(七宝、琥珀、邪見)も待っていられず、というか無理やり、奈落の体内に入っていきました。やっぱり彼らも仲間。お役に立ってくれるといいんだけどね。

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ジャンル : アニメ・コミック

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>紗那 さま

いらっしゃいませ。
不快に思うだなんてとんでもございません。
殺生丸のりんに対するツンデレな愛情については私も同感です。
「取り憑く相手を間違えたな」の言葉も、犬夜叉ならば容赦しないと言いつつ、結局は斬らずに手加減している、ひねくれ者の彼らしくて、好きです。
コミックス23巻では、りんが奈落にさらわれたとき、「この殺生丸がたかが人間の小娘一匹のために、言いなりになると思うのか」と言いながらも、りんを必死に捜し回っておりましたが、物語の後半では、りんへの愛情は周りにも分かりやすく表すようになりましたね。
りんの素直さや天真爛漫さが、彼を変えたのでしょうね。
この二人の今後が気になります。




殺生丸様かっこいいですよね^^*
私の意見なのですが、「曲霊よ。取り憑く相手を間違えたな」と言っていたのは、取り憑いていたのがりんちゃんなら手が出せないけれど、犬夜叉に取り憑いたなら躊躇なくたたっ切ってやるというような意味だと思いました。
後の、「乗り移った相手が最悪だったな」と言っていた方は犬夜叉を認めている発言かな、と思ったのですが…。
あと、殺生丸様にとってのりんちゃんは、冥界のときに「りんの命と引き換えに得るものなど何もない」とそこまで想われていると分かることと、御母堂様の「愛しき命を救う心と同時に…」と言われていることから、きっとりんちゃんは殺生丸様にとって大切で愛しい守るべき存在なのではと思います。
あくまで私の意見ですので、不快に思われてしまったらすみません><

いや~ん! 流月さんじゃないの!
いらっしゃいませーi-178 お元気でしたか? 

流月さんも犬夜叉読んでおられたのですね。一気に1巻から56巻まで読まれたのですか。それはすばらしい。うれしーわi-185 犬夜叉は大人も楽しめる漫画ですよね。殺生丸がかっこよすぎてたまらんのですわi-189
アニメがもうすぐ終わり。寂しいけど、感動のあのシーンあの台詞を声優さんの名演技で観ることができて、満足しています。

四魂の玉の声は古谷徹さんだそうですよ。アムロの。星飛雄馬の。……イメージが……

なんか最近、時間がなくて、小説を書くことをすっかりわすれていました。春からはいろんな雑用から開放されて少しは余裕ができるかも。だからといって小説が書けるかどうかは、わかんないけどi-202

お久し~です

やっと犬夜叉を読破しましたよ!!
いや~長かった^^;っていうか私ったら育児もせず、暇人だったのかもw

やっぱり高橋留美子先生は凄いな~。
私は「めぞん一刻」が大好きだけど、これはまた面白い世界観で、楽しめました。
殺生丸かっこいいね*^^*
りんちゃんもかわいくて好きです。
アニメもそろそろ終わりに近づいてきてますね。
見逃せないわ!
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