犬夜叉 完結編 16話 感想


 桔梗に匹敵するという強い霊力を持つ巫女、瞳子。それに目を付けた奈落は瞳子を殺した。
 その後、奈落の蜘蛛の糸が空から垂れているのをかごめが見つけ、その村へ行くと、村人が異変を伝える。殺されたはずの瞳子が、生き返ったと言うのだ。
 死人の瞳子は奈落によって操られ、かごめの霊力を奪い殺せと命じられていた。
 瞳子を救うために犬夜叉たちは、瞳子の潜むお社へ行くと、結界に拒まれ、鉄砕牙でも破ることが出来ない。巫女でなければ破れないというその結界に、かごめが矢を放つと、結界の中に引き込まれてしまう。

 瞳子は目の前に連れて来たかごめを見て、こんな弱い霊力を奪って何になるのかと不思議がる。かごめには生まれつき備わった力があるはず。しかし、梓山の霊廟でもらった弓をかごめは使いこなせていないと、かごめも知らない秘密を見抜いた。
 心の底まで操られていない瞳子は、かごめを逃がそうとする。すると奈落は瞳子の胸の中に隠れ、かごめに瞳子を射ろと言う。奈落はかごめの矢で瞳子を射させ、かごめの心を汚そうとしていた。
 かごめの心が汚れると瞳子を救うことが出来ない。しかし、瞳子の中の奈落を射なければ倒せない。

 瞳子は恐ろしい形相になりかごめを襲う。
「あなたはなぜ、かごめなのか。それが分からぬ限り、地獄の炎で焼かれるしかない」
 瞳子は何かを伝えようとしている。
 その時かごめは、瞳子の手から深い悲しみが伝わるのに気付いた。そして、瞳子の言葉の意味を考える。

 かごめの体には生まれつき四魂の玉が隠されていた。かごめの母は、かごめが生まれたときに六芒星(=籠目紋)の光が見えたと言う。それと同じ光が瞳子の胸にも見えた。瞳子はここを狙って射ろと伝えている。
 かごめは幼い頃、『かごめかごめ』をすると必ず、後ろの正面を当てることができた。それもかごめの霊力。隠された物の本当を見つけることが出来る。
 それを思い出したかごめは、自分の力を信じて矢を放つと、瞳子の体を通り抜け、後ろにいる奈落に命中した。
 瞳子の結界は解けた。

 瞳子は「かごめは本来の霊力で弓を使うことができた。でも、矢を放った一瞬しか、かごめの力は発せられなかった。何かがかごめの本当の霊力を封じている」
と、かごめに伝え成仏した。
 かごめは瞳子の言葉を気にしていた。梓山の弓を正しく使えるほどの強い霊力を封じているのは誰なのかを……。

  ◇  
 
 瞳子の幼少の頃から奈落が目を付けていたこととか、かごめの名前の由来については、原作にはありません。
 でも、アニメだけのエピソードとも思えません。
 なぜなら、お母さんがかごめの胸に見た光という六芒星の図形。日本では籠目紋の図形です。
 それに対して五芒星の図形は桔梗紋。魔除の意味があるという、この二つの図形。
 かごめは桔梗の恋のライバルでもあり生まれ変わりでもある。高橋先生は二人のネーミングにこんな関連を隠していたのですね。

 かごめは本来あるべき霊力を封印したのは桔梗だと、勝手に決め付けていますが、封印しなければならない理由は、その力を恐れているから。まさか桔梗の嫉妬だと思ったわけではあるまいな。
 かごめの霊力を封印できるほどの恐ろしい力を持つ敵が、奈落の他にいるということですね。

 今回は顔だけで登場の奈落。体は先週珊瑚にバラバラにされ、まだ戻ってないらしい。
 奈落は桔梗の次は瞳子、その次はかごめと、しつこく付き纏いますな~。よほどの巫女好きなんですね。

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