2017 07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 09

犬夜叉 完結編 第13話 感想

kage

2009/12/28 (Mon)

「天生牙の足りない部分の秘密を知りたいか」と、突然現れた妙な童子に誘われて殺生丸がついて行くと、そこで待つのは、妖怪死神鬼。
 死神鬼は「元々冥道残月破は自分の技だった。昔、殺生丸の父親と闘い、冥道残月破は奪われた」と言う。そして、持っている武器から冥道残月破を放って見せた。
 死神鬼の冥道は小さいが、完全な円形。
 殺生丸の冥道は大きいが、未だ不完全な十三夜月の形。
「殺生丸には完全な冥道は打てまい」と言い放つ。

 そこへ、琥珀のかけらの気配をたどって、犬夜叉一行が駆けつける。犬夜叉の腰に鉄砕牙があるのを見つけた死神鬼は、父は兄ではなく弟のほうに鉄砕牙を譲ったのかと嫌みを言い、殺生丸を挑発する。
 死神鬼はさらに天生牙の秘密を語りだす。
「昔、父と闘った時は、天生牙は存在すらしていなかった。父が持つのは鉄砕牙だった。鉄砕牙に冥道残月破を奪われたものの、その技を持て余した父は、鉄砕牙から切り離した。そのいらない部分を受け継いで生まれたのが、天生牙だ」と。
 父親の不公平な扱いを聞かされ、激しく動揺し、これまでにないほど取り乱す殺生丸。 
 兄の加勢をする犬夜叉を、素手で殴り「貴様は手を出すな」と八つ当たりする。
 やけになり、考えなしで敵に突っ込んでいく殺生丸は、冥道に袂を持っていかれるほど危険な状態に。
 ところがその時、犬夜叉と殺生丸が近づくと天生牙と鉄砕牙が互いに共鳴した。刀が犬夜叉を救えと言っているように。
 犬夜叉と協力して闘うことに不満ながらも、それが父上の(天生牙の)思惑ならば、それに従うしかないと、天生牙を抜き死神鬼目がけて冥道残月破を放つと、殺生丸の冥道は、完全なる円形を描き、死神鬼を冥界へと飲み込んだ。

 犬夜叉は「お前は天生牙を極めた。死神鬼の言ったことは言いがかりだ。天生牙はおやじのれっきとした形見だ」と殺生丸を気遣って励ますが、殺生丸は冷たく「貴様とは死ぬまで闘い続ける運命にある」と言い去っていく。
 完全なる冥道残月破を手に入れたのに、浮かない顔の殺生丸の頭に掠めるのは、完全な円を描けたのは刀が共鳴したから、つまり、鉄砕牙がそばにあったため。それは、刀の主従関係がはっきりしたことを意味するということ。
 刀に隠された父上の「真の目的」に気付いた殺生丸は、思い悩むのだった。

◇ 

 殺生丸は父上の形見として犬夜叉が譲られた鉄砕牙を、何度も奪おうとするが、結界に拒まれ触ることも出来ず、挙句の果て片腕を犬夜叉に切り落とされ、ようやく今になって鉄砕牙を諦め、天生牙を武器として鍛えようと冥道残月破を手に入れたが、未だにその技も未完成。しかも、自分が父上の形見として譲り受けた刀は、鉄砕牙のいらない部分で出来たもの、と聞かされれば、殺生丸のプライドはズタズタになるのも当たり前。
 技を奪われたと言いながらも、今でも冥道残月破を出せるのなら、それ奪い盗られたことにならないじゃん!とツッコむのは置いといて、人の気にしてることをねちねち言うだけ言って、あろうことか元自分の技の冥道に飲み込まれ死んでしまった死神鬼。
 この人、いったい何しにわざわざ来たんでしょう。
 殺生丸も「貴様の口から聞きたくなかった」と言っていますが、余計なおせっかいしてくれたわ。

 兄弟ふたりが並んで敵に向かう姿は、なかなかのレア映像ですが、刀の共鳴のときに、「この私に犬夜叉を救えと言うのか…」って。
 いやいや、今狙われているのは殺生丸のほうですからね。やはり、そこは兄としてのプライドですか。常に上から上から。
 お兄ちゃんを気遣う優しさを見せる犬夜叉ですが、肝心のお兄ちゃんは未だ素直になれず、犬夜叉への逆恨みは続く。
 妖力も腕力も右に出る者はいない、と言われた殺生丸の、初めて味わう屈辱かもしれません。それを乗り越えて、父上の真の目的のさらに奥にある本当の真意までたどり着かないと、父上が息子たちに遺した想いも伝わらないのですから。
 でもやはり殺生丸も男の子なんですね。父上の愛を独り占めしたい。弟とは永遠のライバルだということでしょうか。
 それより、殺生丸様もカッとなるとヤケクソになって闇雲に突っかかっていく癖、直したほうがいいですよ。そこんとこは兄弟だね。

関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック