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映画 忍びの国 を観た

kage

2017/07/04 (Tue)

とにかく面白かった。観終わってすぐにまた観たい!と思った。

原作を読んでいたのに、結末を知っていたのに、なんでこんなに引き込まれるのだろう。
スピード感があって展開速いのに、ナレーションの説明が入るからか分かりやすいし、歴史モノなのに台詞が現代風なので小難しくない。
堅苦しい時代劇でもない。ジャニーズ映画でもない。今までに無いエンターテイメント時代劇と誰かが言っていたが、まさにその通り。
前半はコミカルでユルい中味かと思わせる。大野君演じる無門はへらへらとだらしなく、誰が主役か分からないほど。
でも、原作がそんな描き方をしてるんだよね。
中半から後半にかけての無門は別人のようで、アクションシーンは圧巻。役者大野智を魅せてもらった。
アクションだけでなく、感情の無い台詞と、気持ちの入った台詞との演じわけをこなす役者としての大野君を見て欲しいよ。
前半の軽さと後半へと進むにつれじわじわと深くなっていストーリーのギャップ。
ユルイ中味だと思った気分が吹き飛ばされるよ。


ここから、ちょっとネタばれ。(ストーリーのネタばれじゃないけど。観たくない人は飛ばして)




敵が前からやってくるかと待ち構えていたのに、後ろからやってくる気配で役者さんたちが後ろを振り返るシーンでは、馬のひずめの音を客席の後ろのスピーカーから小さい音から段々大きくしていくという、観客も巻き込む演出。舞台でもやる演出だ。
コミカルな演出が所々に入っていて、ちょっとおふざけ部分が多い。
手裏剣や矢が飛んでくるのを避ける大野君が、BGMに合わせ踊っているように見せたり、アニメのNARUTOみたいに、合戦場に向かう忍びたちが森の中を走りぬけながら忍び装束にいつの間にか着替えているシーンは、CGを使って見ごたえあったけど、中には立ち止まってズボンに履き替えてる人がいたり。
そこだけ観たら、ただのコメディだけど、違う!



原作を読んだとき、この作品にはクライマックスシーンが3つある、と思っていた。
その3回とも、映画で泣いてしまった。
特にラストは号泣だった。
周りの人たちも泣いてた。
原作読んで知っているのに! 泣ける!
大野君はじめ他の役者さんたちの迫真の演技が、作りこまれたストーリーが、また何度も観たくなる、一回ではもったいないと思わせる完成度の高い作品にさせているのかもしれない。

一年前から楽しみにしていた甲斐があった。
大満足!

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