『阪急電車』 有川浩 

阪急電車

価格:1,470円
(2012/2/23 14:30時点)
感想(37件)





おもしろかったー。
現実にありそうでなさそうな、実にうまく出来たオムニバス形式。
ひとつひとつは違う話なのに、1話の話しが2話でつながり3話でもつながり、を繰り返す、1冊でひとつの物語になっている。短編連作はいくつか読んだけど、これはそれぞれが前向きだからか、読み終わって爽快感が残る。

普通はたまたま同じ電車に乗り合わせた知らない者同士で、急にぺらぺら話さないでしょ、という違和感はあるけど、関西なら当たり前の光景かもしれない。関西人は人なつこいから。
私は京都に住んでいたこともあるので、阪急電車というタイトルで、懐かしさからついこの本を手にとってしまった。
でも私の利用していたのは阪急京都線。ここに出てくるのは今津線。乗ったことないし、どこを通っているのかも知らなかった。もし利用者ならここに出てくる車内から見た風景を、うんうん頷いて読めるのだろうけど、知らない私は想像するしかなかったのだが、それでも充分楽しめた。

特に2話目に出てきた女性は印象的。
同僚の女に5年付き合った彼氏を寝取られ、その二人の披露宴に白いドレスを着て出席し、討ち入りを果たした、という女性。
度胸と潔さがかっこよくて、今後の彼女の人生を応援したくなる。

作者さんは女性の心理も男性の心理も描くのがうまい。ついでに言うなら女子高生も老婦人も。個性様々な登場人物を、電車の1区間で表してあり、どれもこれも何度読み返してもおもしろい作品だった。

去年映画化されたそうで(観てないけど)。ほぼ原作どおりに作られているらしい。出演者をみても原作のイメージ通りで映画のほうもぜひ観てみたい。

感想とは関係ないけど、大阪の地下鉄に乗ったときこんなことがあった。
ホームで電車を待っていたら、私の前に脚のすらっと長い背の高い女性が立っていた。パンツの線ぎりぎりの超ミニスカートをはいている。周りのサラリーマンたちは前に行けばいいのに女性の後ろに並んでいる。視線は全員彼女の脚へ。
電車に乗り込むと女性はドア付近に車内に背を向けて立っている。サラリーマン連中は相変わらず彼女の脚&おしりをジロジロ。
でも私はなんだか違和感を感じていた。だってスタイルのいい女性にしては、おしりがペタンコで骨盤が張ってない。まさかと思って女性の正面が見える位置に移動して顔を確認。すると、やっぱりあったあった。口の周りに点々と生えかけのおひげが。
ぷぷっ。あほども。あんたら脚ばっかり見てるから気付かないんだよ。
近くに本物の女(私)がおるのに。あんたらが見て喜んでんのは、自分とお仲間の脚ざんすよ。
…と、含み笑いをしながら電車を降りたのであった。ちゃんちゃん。
おっと。本の感想じゃなかった。でも小説のネタになりそう?


にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
ランキング
人気ブログランキングへ





テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

かにかに

隠岐で単身赴任中の夫が、かにを送ってくれました。

PT360106001_convert_20120214221725.jpg

でかいのが5匹!
一番大きいのを足を広げて計ったら、68センチありました。

2匹はまだ生きていたので、3匹を解体してお鍋に投入。残りは明日、ゆで蟹にでもしましょう。

このカニは、若松葉と言う、脱皮直後の殻が柔らかいカニさんだそうです。身詰まりが悪くミソも詰まってないよ~と言われたけど、なかなかどうして、足が太いのでけっこう身が入ってました。
ド庶民の私は一人でカニ一匹をむしゃむしゃかぶりつけるなんて、テンション上がりっぱなしです。


PT360108001_convert_20120214221809.jpg

カニ鍋!
仕上げは雑炊で。大満足。

こんな大きなカニを送ってくれるなんて、単身赴任でいろいろとお金も使うのに、無理しなくていいよ~と思い、「いくらした?」と聞いたら、なんと
「1匹250円」

はぁ?

若松葉は本土の一般市場に出回らないので、隠岐の人たちがみんな普通に食べているそうです。
身が詰まってないためらしいけど、そこそこ身があったし、おいしかったよ?
それが5匹で1,250円?
はぁ~ぁ?

そういえば、隠岐の子供たちは、お腹が減ると海に潜ってサザエやらウニやら獲って食べると聞いたことがある。
すんごい!隠岐! 海の幸の食べ放題!
夫も冷蔵庫にカニが2、3匹入ってるって。
なんや、けっこう贅沢な、単身赴任生活ですな。


ランキング
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

テーマ : 今日の晩ご飯
ジャンル : グルメ

チョコブラウニーのようなもの

PT360104_convert_20120212115127.jpg

バレンタインも近いことだし、作ってみましたよ。

材料と作り方

 ホットケーキミックス 100g
 バター        20g
 牛乳        大さじ4
 卵          1個
 ココア    大さじ4くらい(適当)
 チョコチップ 粉砂糖    (適当)

①ボウルに溶かしバター、牛乳、卵入れて混ぜる。
②ホットケーキミックスとココアを入れて混ぜる。
③チョコチップをいれる。
④オーブントースターの天板にオーブンシートを敷いて、出来た生地を流しいれる。
⑤5~6分焼いたら出来上がり。仕上げにお好みで粉砂糖を。

材料を正確に量らなくても、適当でも、なんとなくおいしく出来ます。
短時間で簡単に出来るので、小学生でも作れます。
お義理で配ってみてはどうでしょう。

ランキング
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村


テーマ : 手作りお菓子
ジャンル : グルメ

『記者は何を見たのか』

各地の読売新聞社の記者たちが、東日本大震災の被災地を取材した体験記。


記者は何を見たのか - 3.11東日本大震災

新品価格
¥1,575から
(2012/2/12 12:30時点)




新聞記事というものは、事実のみを淡々と記述してあるものだ。でも震災記事を読んだ私は泣いたり怒ったり、救出された記事には喜んだりしてしまう。
現場を目撃していない者でも感情移入してしまうほどの悲惨な大災害だったのは言うまでもないが、限られた文字数で被災者の背景までも察することが出来るのは、想像を超える惨状を、途方に暮れ立ち尽くし涙を流しながら書き上げた使命感が、その記事に刻まれているからだ。

この本に書かれた手記には、津波で家族を失った悲しみ、原発事故で故郷を失った絶望、そんな被災者たちの声を伝えきれたのか、自分に何が出来たのか、自分のやるべきことは…と自問する記者たちの悩みや正直な告白が多く書かれている。

ある記者は、被災地の取材に来たものの、被災者のために出来ることがなく、道端に遺体を発見して誰かに伝えても収容しきれず放置するしかないと言われ愕然とした。被災者の求めているのは新聞記者の手ではなく、市の職員や消防隊員の手だ。自分は遠くからやって来て、いったい誰の役に立っているんだ。と虚しさで頭がいっぱいになった、と綴っている。

またある記者は、宮城を取材中、遺体安置所で夫の遺体と対面し乳幼児を抱えた女性が泣き崩れていた現場を目撃する。取材に応じてくれて気丈に語ってくれる女性の前で泣くわけにも行かず、話しを聞き終わるとトイレに駆け込み号泣した、と書いている。被災地で復興復旧が進み始めた一方で、いまだ前に進めず苦しむ人も大勢いる。記者はそういう人を置いてきぼりにせず、現状を伝える義務がある。と書いている。

被災地に足を踏み入れ被災者の話を直接聞いた記者は、遠くにいる私よりもずっと、悲しみ怒りを共有し感情移入している。

そして、この本には原発や官邸について赤裸々に書いた手記もある。
私は地震後、週刊誌やネットニュースで当時の首相や東電社長のおばかぶりを見て怒りが爆発していたのだが、週刊誌なんてウソか本当か分からないからな~と思っていた記事の内容は、どうやら本当だったようだ。
読売新聞の記者が実名を出して、堂々と首相の過ちや、政府の未熟な対応に触れている。
東電の無責任な体質にも具体例をあげて書いている。

たとえば、記者会見の冒頭はメモを取る手が止まるらしい。「このたびの事故により、広く社会の皆さまに…」とマニュアルに沿った決まり文句だからだ。福島県庁に東電社長が訪問したときも、このお決まり挨拶から入ったそうだ。福島県知事に「福島県民に申し訳ないという気持ちがないとダメだ」と言われ「広く福島県民の皆さまには…」と言い直したらしい。そういうことじゃないだろう。
東電は賠償責任から免れるために「予想外の天災だから仕方ない」を繰り返す、あきれた実態。常識がずれている。地震に予想外はありえない。
東電は官庁が関与することになって責任問題があいまいになってしまった、など、「無責任の連鎖」という言葉を使って、ズバッと書いてくれた豊田記者には心から拍手したい。

原発関係の取材記を読んで思ったのは、福島県民は原発の知識が深いことだ。
私は島根原発20キロ圏内に住んでいる。島根は全国で唯一県庁所在地に原発がある。県庁は9キロ圏内。
もし今島根に原発事故が起こったら、そう考えてもどうしていいか分からない。実家も30キロ圏内。人口の少ない島根県は、松江市に人口が集中している。そこが危険と言われて、いったいどこに逃げればいいの?先日の新聞に避難場所の案として載っていたけど、それって原発事故が起こる可能性ありと考えていますって意味だよね。
不安になっても、どうすることもできない。それが原発を抱えた県民の運命でしょうか。

震災直後の被災地はテレビも映らない、インターネットも使えない、ラジオも乾電池がなければ聞けない。そんな中で新聞は唯一の情報源だったといえる。
この本にある78人の記者たちの使命感あふれる記者魂には感動した。新聞はただの薄っぺらい紙。だけどその1ページの裏に、伝える責任に心を燃やす記者がいることを忘れないようにしよう。


ランキング
人気ブログランキングへ



テーマ : オススメの本
ジャンル : 本・雑誌

我が家の節分

PT360096_convert_20120203235814.jpg

節分って、マメを鬼役にぶつけて「わおー鬼だぞー」「鬼は外ー」と、ひとしきり遊んでから残ったマメをポリポリ食べて、買ってきた巻き寿司を食べる、って行事でしたっけ?
本当に恵方巻き一本、北北東に向かって無言で食べた人、手を挙げてー?。

さすがに我が家では、巻き寿司は切って食べてます。恵方巻きは関西の風習だと聞いたけど、けっこう全国区になってきたような。
今日スーパーに行ったら、お惣菜売り場がのり巻きだらけ。サラダ巻きやらネギトロやらえび天巻きやら、恵方巻きとは違うと思うものも、ずらーっと並んでいました。いつもならにぎり寿司やサンドイッチが置いてある棚が、全部巻き寿司に埋め尽くされているのも絶景だね。今日はどこの家庭もこれ食べてんのかしらね。

しかし、節分荒れとはよく言ったもので、ここ山陰でもけっこう降りましたなー。
朝起きてカーテンを開けて雪を確認するのが、ここ最近の日課です。
雪が積もると、いつもより早く出ないといけないし、駐車場の前を雪かきしないと車が出られないし、朝慌ただしいのなんのって。
本当、早く春になってー。
暦の上では明日から春だそうだけど。

今もちらちら雪が振っています。

ランキング
人気ブログランキングへ

テーマ : 暮らしを楽しむ♪♪
ジャンル : 日記

プロフィール

朔の月(さくのつき)

Author:朔の月(さくのつき)
    
性別;女
居住所;島根県


ジャンルごちゃ混ぜブログ。カテゴリからお探しください。





ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

↑気に入ったらクリックしてやってください。

ライフメディアへ登録









↑アンケートに答えてお小遣い稼ぎ

このブログに掲載されている全ての作品の著作権は朔の月にあります。無断転載は禁止です。

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

現在の位置
朔夜にひとり
 トップページ
  └ 月別アーカイブ
        └ 2012年02月
by AlphaWolfy
アイコン付きツリー化カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
過去記事(ログ)スクロール

2018/07 (3)

2018/06 (5)

2018/05 (2)

2018/04 (1)

2018/03 (4)

2018/02 (2)

2018/01 (6)

2017/12 (4)

2017/11 (3)

2017/10 (2)

2017/09 (2)

2017/08 (2)

2017/07 (1)

2017/06 (3)

2017/05 (4)

2017/04 (2)

2017/03 (1)

2017/02 (2)

2017/01 (2)

2016/12 (4)

2016/11 (8)

2016/10 (2)

2016/09 (2)

2016/08 (2)

2016/07 (5)

2016/06 (5)

2016/05 (4)

2016/04 (1)

2016/03 (3)

2016/02 (2)

2016/01 (2)

2015/12 (4)

2015/11 (2)

2015/10 (2)

2015/09 (1)

2015/07 (1)

2015/06 (2)

2015/05 (1)

2015/04 (4)

2015/03 (3)

2015/02 (3)

2015/01 (3)

2014/12 (4)

2014/11 (4)

2014/10 (3)

2014/09 (4)

2014/08 (2)

2014/07 (3)

2014/06 (4)

2014/05 (1)

2014/04 (5)

2014/03 (4)

2014/02 (3)

2014/01 (4)

2013/12 (2)

2013/11 (3)

2013/10 (5)

2013/09 (4)

2013/08 (5)

2013/07 (2)

2013/06 (5)

2013/05 (3)

2013/04 (5)

2013/03 (7)

2013/02 (3)

2013/01 (4)

2012/12 (6)

2012/11 (5)

2012/10 (4)

2012/09 (4)

2012/08 (6)

2012/07 (5)

2012/06 (6)

2012/05 (5)

2012/04 (4)

2012/03 (5)

2012/02 (5)

2012/01 (6)

2011/12 (7)

2011/11 (8)

2011/10 (6)

2011/09 (6)

2011/08 (5)

2011/07 (3)

2011/06 (3)

2011/05 (4)

2011/04 (4)

2011/03 (4)

2011/02 (5)

2011/01 (2)

2010/12 (3)

2010/11 (2)

2010/10 (4)

2010/09 (1)

2010/08 (2)

2010/07 (4)

2010/06 (3)

2010/05 (6)

2010/04 (2)

2010/03 (5)

2010/02 (5)

2010/01 (5)

2009/12 (5)

2009/11 (7)

2009/10 (7)

2009/09 (6)

2009/08 (4)

2009/07 (6)

2009/06 (10)

2009/05 (9)

2009/04 (8)

2009/03 (5)

2009/02 (2)

2009/01 (3)

2008/12 (4)

2008/11 (6)

2008/10 (7)

2008/09 (5)

2008/08 (5)

2008/07 (4)

2008/06 (11)

カレンダー
01 | 2012/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 - - -
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
日記
369位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
主婦
51位
アクセスランキングを見る>>
リンク
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

文字を大きく・小さく
    ブログ内検索