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犬夜叉 完結編 第13話 感想

kage

2009/12/28 (Mon)

「天生牙の足りない部分の秘密を知りたいか」と、突然現れた妙な童子に誘われて殺生丸がついて行くと、そこで待つのは、妖怪死神鬼。
 死神鬼は「元々冥道残月破は自分の技だった。昔、殺生丸の父親と闘い、冥道残月破は奪われた」と言う。そして、持っている武器から冥道残月破を放って見せた。
 死神鬼の冥道は小さいが、完全な円形。
 殺生丸の冥道は大きいが、未だ不完全な十三夜月の形。
「殺生丸には完全な冥道は打てまい」と言い放つ。

 そこへ、琥珀のかけらの気配をたどって、犬夜叉一行が駆けつける。犬夜叉の腰に鉄砕牙があるのを見つけた死神鬼は、父は兄ではなく弟のほうに鉄砕牙を譲ったのかと嫌みを言い、殺生丸を挑発する。
 死神鬼はさらに天生牙の秘密を語りだす。
「昔、父と闘った時は、天生牙は存在すらしていなかった。父が持つのは鉄砕牙だった。鉄砕牙に冥道残月破を奪われたものの、その技を持て余した父は、鉄砕牙から切り離した。そのいらない部分を受け継いで生まれたのが、天生牙だ」と。
 父親の不公平な扱いを聞かされ、激しく動揺し、これまでにないほど取り乱す殺生丸。 
 兄の加勢をする犬夜叉を、素手で殴り「貴様は手を出すな」と八つ当たりする。
 やけになり、考えなしで敵に突っ込んでいく殺生丸は、冥道に袂を持っていかれるほど危険な状態に。
 ところがその時、犬夜叉と殺生丸が近づくと天生牙と鉄砕牙が互いに共鳴した。刀が犬夜叉を救えと言っているように。
 犬夜叉と協力して闘うことに不満ながらも、それが父上の(天生牙の)思惑ならば、それに従うしかないと、天生牙を抜き死神鬼目がけて冥道残月破を放つと、殺生丸の冥道は、完全なる円形を描き、死神鬼を冥界へと飲み込んだ。

 犬夜叉は「お前は天生牙を極めた。死神鬼の言ったことは言いがかりだ。天生牙はおやじのれっきとした形見だ」と殺生丸を気遣って励ますが、殺生丸は冷たく「貴様とは死ぬまで闘い続ける運命にある」と言い去っていく。
 完全なる冥道残月破を手に入れたのに、浮かない顔の殺生丸の頭に掠めるのは、完全な円を描けたのは刀が共鳴したから、つまり、鉄砕牙がそばにあったため。それは、刀の主従関係がはっきりしたことを意味するということ。
 刀に隠された父上の「真の目的」に気付いた殺生丸は、思い悩むのだった。

◇ 

 殺生丸は父上の形見として犬夜叉が譲られた鉄砕牙を、何度も奪おうとするが、結界に拒まれ触ることも出来ず、挙句の果て片腕を犬夜叉に切り落とされ、ようやく今になって鉄砕牙を諦め、天生牙を武器として鍛えようと冥道残月破を手に入れたが、未だにその技も未完成。しかも、自分が父上の形見として譲り受けた刀は、鉄砕牙のいらない部分で出来たもの、と聞かされれば、殺生丸のプライドはズタズタになるのも当たり前。
 技を奪われたと言いながらも、今でも冥道残月破を出せるのなら、それ奪い盗られたことにならないじゃん!とツッコむのは置いといて、人の気にしてることをねちねち言うだけ言って、あろうことか元自分の技の冥道に飲み込まれ死んでしまった死神鬼。
 この人、いったい何しにわざわざ来たんでしょう。
 殺生丸も「貴様の口から聞きたくなかった」と言っていますが、余計なおせっかいしてくれたわ。

 兄弟ふたりが並んで敵に向かう姿は、なかなかのレア映像ですが、刀の共鳴のときに、「この私に犬夜叉を救えと言うのか…」って。
 いやいや、今狙われているのは殺生丸のほうですからね。やはり、そこは兄としてのプライドですか。常に上から上から。
 お兄ちゃんを気遣う優しさを見せる犬夜叉ですが、肝心のお兄ちゃんは未だ素直になれず、犬夜叉への逆恨みは続く。
 妖力も腕力も右に出る者はいない、と言われた殺生丸の、初めて味わう屈辱かもしれません。それを乗り越えて、父上の真の目的のさらに奥にある本当の真意までたどり着かないと、父上が息子たちに遺した想いも伝わらないのですから。
 でもやはり殺生丸も男の子なんですね。父上の愛を独り占めしたい。弟とは永遠のライバルだということでしょうか。
 それより、殺生丸様もカッとなるとヤケクソになって闇雲に突っかかっていく癖、直したほうがいいですよ。そこんとこは兄弟だね。

今年を振り返って

kage

2009/12/25 (Fri)

 今年は何だかんだで忙しい年でした。でもその分、人付き合いが広がったように思うけどね。ひと言で言えば、「出会い」の年だった。
 自治会長もそのひとつ。実際は夫がしていて私はお手伝い程度しかしていないけど、たくさんの人と知り合いになれて、たくさんの人にお世話になった。
 近所付き合いをうまくやっていくのは、案外難しいことではないのかもしれない。自治会長のお仕事ももうすぐ終わり。何とか無事に終われそう。普段は仕事が忙しくて近所付き合いなんて縁がなかった夫も、いい経験になったんじゃないかな。

 それと、ここでは話題に出したことないけど、地元の広報誌の編集部長もしています。
 なんで私が編集部長をしているのか、その広報誌とはどういうものなのかの説明は長くなるので省くけど、町内のスポーツイベントなどに出かけ、インタビューしたり写真を撮ったりして、記事用の原稿を書いたり、編集会議では進行係をして掲載する記事を決めたりするのが大体の私の役割。
 私は独身時代に印刷会社に勤めたことがあって、地域情報誌や社内報の担当をしていたので、広報誌作りもまんざら苦手ではない。だからと言って、私ひとりの力ではとても出来ない。もちろん、多くのスタッフさんが頑張ってくれているので、こんな私が部長でも何とかやっていける。多くの人に支えられ協力してもらっているからこそ、私は前へ進める。

 そしてパートに出るようになったのも、私にとっては大きなステップです。
 これまでも、たまにミシンのお仕事をさせてもらっていた同じ会社の別の工場に毎日出勤しています。
 田舎の小さな縫製工場だけど、デパートにも入っている某有名ブランドの服や、カタログ通販の千○会の服なども作っています。他にも作業着やスポーツウエアやコスプレ衣装など、要するに注文があれば何でも作る会社らしい。
 業務用ミシンを触るのも見るのも初めてだったけど、慣れてくると家庭用ミシンより縫いやすくて、調子に乗ってじゃんじゃんスピードが上がる自分が気持ちいい。実際はまだ下っ端なので、単純作業しかしていないけど。
 今までに勤めた会社では営業や販売など、どちらかと言えば人と接する仕事をすることが多かった。正社員やバイトを含めると10種類くらいの仕事をしてきたかも。
 だけど、何かを作る仕事は初めてかもしれない。自分には工場にこもって機械相手に何時間も同じ作業をするというのは、向いていないと思っていた。ところが、やってみれば意外と自分に合っているように思えてきた。始めはバラバラの小さなパーツが、流れ作業でだんだん服の形に形成されていくのを見ているだけでわくわくする。働くのって楽しい。
 でも、自分でも情けない失敗もあるよ。今は怒られないけど、そのうち大目に見てもらえなくなると思う。気をつけよう。

 しばらくはまだこの忙しい状態が続きそうです。春からもまた新しく始めたいことがあるし、さらに忙しくなるかもしれないけど、いい出会いができればいいな。
 今年一年、私を支えてくれた人たち、お付き合いが始まった人たち、ネットで仲良くしてもらっている人たち、お世話になりました。本当にありがとう。
 また来年もよろしくお願いします。


犬夜叉 完結編 12話 感想

kage

2009/12/21 (Mon)

朔の夜、人間になった犬夜叉とかごめを残し、弥勒と珊瑚は骨を喰う妖怪退治に行く。だが、帰りが遅い二人を心配し、犬夜叉たちは妖怪の屋敷へと急ぐ。
屋敷では風穴で吸った妖怪の毒が回り、弥勒が動けなくなっている。弥勒を助けるために、珊瑚は飛来骨に溶毒を塗り、敵めがけて投げつける。
すると、妖怪は飛来骨と共に溶けていった。そこへ朔が明けて半妖に戻った犬夜叉が飛び込んで来て妖怪に止めを刺す。
弥勒を助けるために、ためらい無く飛来骨に溶毒を塗った珊瑚。これから先飛来骨なしでどうやって闘えばいいのか。
そこへが現れた冥加が、飛来骨の毒を取り除くには『薬老毒仙』のところへ行けと言う。

仙人の住処へ行き事情を説明すると、仙人は、ひとつの甕(かめ)に飛来骨を入れ、もうひとつの甕の中で珊瑚が妖怪退治をしろと言う。もし、妖怪を鎮めることが出来なければ飛来骨は元に戻らない、という試練を与える。
甕に入ると、たくさんの妖怪が珊瑚を襲う。しかし、その妖怪たちから怒りは感じ取れるが、殺気は無い。
飛来骨は妖怪の骨で出来ている。甕の中の妖怪たちは飛来骨に使われた妖怪どもの魂。飛来骨に毒を塗ったことを怒っている。奴らを静められれば、飛来骨は元通りになるというのだ。

珊瑚が甕の中から戻ってくるのを、もどかしく待つ弥勒。すると仙人は弥勒の瘴気の毒が広がっているのを見抜き、薬の酒を飲むように勧める。痛みや苦しみを感じなくなる薬。ただし、瘴気の傷が治る訳ではない。弥勒は珊瑚を守るために風穴を使い、闘って生きるためにこの薬を飲む決意をする。

同じ頃、妖怪に飛来骨を元に戻してやるから二度と裏切らないと誓えと脅される珊瑚。しかし、弥勒の命を救うためならば、飛来骨をも犠牲にする。それほどまでに弥勒は大切なのだと言う。
お互いを想う気持ちが重なったとき、妖怪たちは飛来骨へと形を変えた。
飛来骨は新たな力を得て復活した。

  ◇

いや~、じ~んと来ましたねー。
珊瑚のために自分は死なない。闘って共に生きる道を選ぶ。生きるために闘いたいのだと言う弥勒と、弥勒の死期が近いことを悟り、彼が死んだら私も生きてはいないと言う珊瑚。
弥勒が仙人の薬を飲むことは、麻酔をかけたようなもの。つまり痛みを感じない分、傷が広がったことにも気が付かない。
仙人の酒は薬にも毒にもなる。
まだこの二人は17、18歳だと思うんですよ。その若さでなんでこんな過酷な運命背負っちゃったのかね。深刻な人生トークについて行けてる犬夜叉も大人に見えました。

前半の骨くい妖怪のいきさつは、だいぶ省略されていましたけどね。何も悪いことしていないのに、いきなり屋敷に乗り込んで来た人間に退治された、桃太郎の鬼のようになっていましたが…。 
骨くい妖怪はどーでもいいんで。飛来骨が使えなくなるきっかけが出来ればいいんで。骨くい妖怪の話が気になる人は原作を読んでください。(まー不親切)

犬夜叉の鉄砕牙は次々と技を習得している。かごめは桔梗の形見の弓を使いこなしている。珊瑚は新生飛来骨を手に入れた。
……弥勒は、唯一の武器とも言える風穴を使えば使うほど死に近づく……。
このチームにいて自分も戦力でいたいのならば、覚悟を決めるしかないのでしょう。
エロかったりお金にがめつかったりする弥勒さんですが、彼はやはり仏に仕える身。慈愛の人だ。説得力もある。
自分以外の誰かのためには命を惜しまない。その上、頭も良くて男前。犬夜叉チームは彼がいたからここまでやって来れたはず。犬夜叉がリーダーだと、ちょっと、アレだ。
弥勒さん。幸せになってほしいですね。

犬夜叉 完結編 第11話 感想

kage

2009/12/15 (Tue)

神無の鏡から現れた妖は、鉄砕牙の妖力をそっくりそのまま奪い取る。そのため鉄砕牙は、技の出ない抜け殻の刀になってしまう。
鏡の妖と闘うということは、鉄砕牙と闘うと同じこと。命の危険を感じた犬夜叉は、妖怪化してしまう。だが、以前のように我を失うことは無く正気のままだった。
技が使えないのならば妖を直接攻撃。すると、神無の体は妖が斬られた部分と同じところが壊れていく。妖と繋がっている神無は、妖の代わりにダメージをすべて引き受けていたのだった。
それに気付いた犬夜叉は、神無に無駄な争いはやめろと言うが、心を持たない神無は情を掛けられても、その意味すら分からない。奈落に相打ちしてでも犬夜叉を倒せと命令されている神無は、自分の体が壊れていっても攻撃をやめない。
だが、鉄砕牙は斬ったものの妖力を奪う刀。犬夜叉は妖の鉄砕牙を斬ることで、妖力を取り戻した。
これ以上闘っても無意味だと、神無を逃がそうとする犬夜叉たちの心に触れた神無は、自爆の瞬間、かごめに「光が奈落を倒す」と言い残し、消えていった。



今回はいまいち盛り上がらなかった。神無とか鏡の妖とか、奈落にとってはただの手駒のひとつ。神無の言ったヒントも、いまひとつガセと言うか、お役立ち情報とも思えない。
神無がかわいそう、というより、奈落が悪い奴だな~という印象がさらに強まった。あんな幼女を使うなんて。つーか、あの娘に犬夜叉が倒せる訳なかろうに。自分はシャボン玉…じゃなかった、結界の中でご休憩。

それに、犬夜叉が何であそこで妖怪化したのかが分からない。
半妖の身には偉大な犬妖怪の父の血は強すぎる。命の危険にさらされると妖怪の血が強まり、自分ではコントロールできなくなってしまう。鉄砕牙は妖怪化を鎮めるための守り刀である。それなのに、なぜ鉄砕牙を手放していないのに、あの場で苦しまぎれに妖怪化してしまったのか。妖力を奪われたのなら、むしろ人間化するのでは?
結果、妖怪化したために敵に倒されなかったという、都合よくもっていかれてしまい、「まぁ、まぁ、まぁ」的に終わった感が残ってしまった。
いいけどね。とりあえず、本編を順に消化したということで。

犬夜叉 完結編 第10話 感想

kage

2009/12/07 (Mon)

犬夜叉たちは辺り一面、花に囲まれた村にやってきた。
ところが、その夜、村人たちが花のつるに絡まれ土にされそうになっている現場を目撃する。
妖怪花皇は人間の心の弱い部分に付け入り、その魂を養分としていた。珊瑚が弟の琥珀のことで心を痛めていることも、弥勒がもうじき自分をも吸い込もうと広がる、風穴のことで悩んでいることも、花のつるを通して花皇は心を読み取っていた。
姿を消した花皇の後を追うかごめと犬夜叉。弥勒はかごめに魔除の数珠を持たせた。
花皇の屋敷に着くと、花皇は桔梗のことで傷ついた心を養分にしようと犬夜叉をつるで捕らえた。犬夜叉は血の涙を流しながら桔梗の夢を見る。
「死んでしまったのですね。この世で一番愛していた人が。
 悲しいのですね。その人を追って死にたいくらいに」
花皇の言葉がかごめを傷つける。
魔除の数珠のお陰で、花を寄せ付けないかごめは、気を失う犬夜叉を救い出そうと矢を射るが、結界が張られている。かごめの必死に叫ぶ声が届き、我に返る犬夜叉。
その時、花のつるが数珠を手放したかごめの心を捉える。
「その娘は、あなた以上に傷ついている」
花皇に心を読まれ怒るかごめ。その言葉で目が覚めた犬夜叉の反撃で、花皇を倒した。

桔梗を救えなかったことで、いつまでも立ち直れない犬夜叉。
その姿を目の当たりにして傷つくかごめ。それでも、苦しむ犬夜叉を助け敵に立ち向かう。
そんなかごめを見て、犬夜叉はかごめの気持ちに気付き、自分のことしか考えてなかったと反省する。
こうして、犬夜叉は桔梗の死を少しずつ乗り越えていく。

一方、奈落は桔梗の残した一点の光のせいで四魂の玉を汚しきれず、死んでもなお自分を脅かす桔梗の力に焦っていた。
その奈落は神無を使い、鏡の妖を出現させて、犬夜叉と闘わせようとしていた。鏡の妖は鉄砕牙の妖力を映し取り、鉄砕牙は技を奪われてしまう。



かごめは強い。今回の花皇編で犬夜叉もかごめに助けられ、自分の心の弱さとかごめの大切さをよーく思い知ったでしょう。
でもね、女の子は好きな人に「お前、強いな」と言われても嬉しくないんですよ!いったい誰のために強くあろうとしてると思ってんのさ!いつまでも元カノが忘れられず、うじうじしている犬っころのせいでしょうが!
かごめが桔梗の生まれ変わりならば、かごめにとっては桔梗は自分自身でもある。桔梗の死が悲しくない訳が無い。そんなかごめの気持ちを分かろうともせず、犬夜叉があからさまに、無神経に、目の前で暗ーくなられたんじゃあ、腹も立ちますわ。その怒りを犬夜叉ではなく、花皇にぶちまけたのも、かごめは偉い。

次は、感情が無いという奈落の分身少女、神無のお話。
なぜか、小野小町の和歌を口ずさみながら現れる、なんだかよく分からない存在でしたが…。
奈落は自分の分身を色気ある美形に作ってますよね、神楽とか白夜とかね。でも、おかっぱ少女の神無は、あれ奈落の趣味でしょうか。