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カテゴリ:犬夜叉 の記事リスト(エントリー順)

犬夜叉 特別読みきり

kage

2013/02/06 (Wed)

今週号のサンデーに、4年半ぶりの新作『犬夜叉』が掲載されています。

さっそく購入!

内容は、まったくの新作ということで、期待して読みましたが。
……んー。……まぁ、普通。

最終回から半年後という設定。平和だった戦国の世界に妖怪が現れかごめたちを襲うが、犬夜叉がばっさり斬ってかごめが浄化して簡単にやっつける。そしてけんかっぽくなったり仲良かったり、お決まりの「おすわり」でおしまい。

弥勒の最後のひと言「なんだか、懐かしいながめですな」
はいはい、そうですね。わー、変わってないー、って感想でした。

確かに、あれから半年後で、しかも読みきりで新展開!があるはずもなく、これまで語られなかった新事実!があるわけ無い。

犬夜叉が未だに桔梗のことでかごめに後ろめたさを引きずっていて、こそこそ隠し事をしようとするのは、相変わらず成長してないなーと。それでこそ、犬夜叉なんだけど。
殺生丸はすっかり頼もしい味方になっています。

『犬夜叉』復活と聞いて、普段買わないサンデーを発売日に買いに急ぐファンが、ここにもひとり。
まさか、サンデー売り切れてないよね?と夕方コンビ二へ行くと、なんと最後の一冊。発売日よ? 犬夜叉効果?
衰えない犬夜叉人気はすごい!

犬夜叉実写化はありえるか

kage

2011/12/11 (Sun)

漫画実写化ブームの流れで、もし犬夜叉が実写化されたとしたら、配役は誰がいいか勝手に決めてみた。

まず、かごめ
元気で勝気な女の子のイメージで、武井咲。または新垣結衣

弥勒
エロかっこいいと言えばこの人。藤木直人

珊瑚
アクションの似合う女優さんで思い浮かんだのは、夏菜
GANTZやらんま1/2に出ていました。

桔梗
栗山千明。見た目が似ているので。

奈落
北村一輝。最近良い人の役をされていますが、気持ち悪い悪役が似合う感じで。

殺生丸
これは私の独断で(ていうか、全部独断だけど)Gackt
絶対似合うと思う。立ち居振る舞いや切れ長の目がぴったり。
年齢的にちょっとアレなら、城田優くんでどうですか。

そして犬夜叉
くりっとした目がそっくりなテゴマスの手越祐也くん、または小池徹平くんなんかどうでしょう。
もっと若いほうがいいなら、キスマイの玉森裕太くんとか?
若い子はよくわからん。せくしーぞーんとか何やそれ。犬夜叉が合う子かどうか分からんので、選べません。

年齢がばらばらのような気もする。たぶん奈落以外はみんな10代の設定だと思うので、弥勒の藤木直人なんか無理があるかも。いやあの人ならやってくれるか。(←知ってんの?)


犬夜叉は、変化する刀や妖術、巨大な化け物やかごめの浄化の力など、CGだらけになるので、見応えのある迫力映像になるのか、子ども向けになるのか、どっちに転ぶのか怖い気もします。お金もかかりそうなので、現実には実写化無理かもね~。そこまでやってくれるかな。妖怪だけでなく人間もすべての登場人物にCG処理必要だし、衣装代も高そうだし。
ファンとしては、イメージ崩れるのならやらないで欲しい。だたブームに乗ってやり損になるなら、やらないほうがまし。
白の長髪とか、犬耳とか、似合う人おる? コスプレっぽくなるなら、やめてください。

うる星やつらなら観てみたい。


お礼

kage

2011/09/20 (Tue)

拍手数100!いただきました!

犬夜叉最終回考察の記事です。
うちは犬夜叉ファンサイトではなく、ただの主婦ブログであり、その中のカテゴリのひとつなのに、犬夜叉ファンのお方が、わざわざ探して訪問していただいて……。それだけで嬉しいのに、ついでに拍手をポチっとしていただいて……。
それが、なんと100人もいらっしゃったということですよね。
本当に嬉しいです。励みになります。
100人目のお方、どなたか分かりませんが、おめでとうございます。(めでたいのか?めでたいのは私のほうなんじゃ…)

拍手していただいた100人の方々。ありがとうございます。
犬夜叉について、他のキャラについて、書きたいことはいっぱいあります。まだまだ書くからね。
犬夜叉ファンは熱いぞー!うおー!ぎゃおー!


……取り乱しました。騒ぎすぎ。独りで何盛り上がってんねん、とツッコむのも面倒くさいでしょうね。お察しします。
失礼おば。




犬夜叉考察 ~かごめと桔梗~

kage

2011/07/21 (Thu)

かごめと桔梗。ふたりについて考えてみた。

心優しく美しい巫女、桔梗。霊力で妖怪退治をし、村人を救ってきた。ずっと一人で生きてきた犬夜叉は、そんな桔梗に惹かれ、初めての恋をした。
しかし、生きる死人として復活した桔梗は、全く異なる人格となって犬夜叉の前へ現れた。
犬夜叉への未練と憎しみにあふれ、かごめだけでなく犬夜叉までも殺そうとする、怨念の塊になってしまった。

8巻では、かごめの見ている前で自分から犬夜叉に抱きつきキスをして、かごめの顔色を窺いながら、犬夜叉を地獄へ連れ去ろうとしている。
13巻では、瘴気の崖へ落としかごめを溶かそうとしたが、間一髪で助けに来た犬夜叉に状況を聞かれると、「奈落がやった」とごまかし逃げ去った。
また、16巻では、自分のせいで奈落が妖力を増し犬夜叉が殺されかけたのに、生きていて良かったと犬夜叉を抱きしめている。
そして、18巻でも、自分が弱っている姿を犬夜叉に見せ、しおらしく抱きつき弱い女ぶって甘え、犬夜叉の気を引く。さらに奈落が自分に惚れていることをタイミングよく犬夜叉に告げ、激しい嫉妬心を沸かせている。
犬夜叉ばかりに執着して、唯一の肉親である楓を気にかけてやることもない。
ずるい女だ。魔性の女と言ってもいい。現実にこんな女がいたら、女子の間では大ひんしゅくだ。

桔梗は生前、犬夜叉に四魂の玉を使って人間にならないかと勧めている。
人間と半妖では寿命が違う。愛し合う二人が共に生きるために、玉を使って犬夜叉を人間にしようというのだ。
桔梗は「犬夜叉を人間にするために使うなら、四魂の玉は浄化され、おそらく消滅する」と、何の根拠もないのに決めつけ、犬夜叉をまんまとその気にさせたという訳だ。
もし約束の日が予定通り来たとして、四魂の玉に願をかけても犬夜叉は人間になれなかったし、玉は消滅しないだろう。そうなれば二人はどうしたのか。
「共に生きる」のが、なぜ半妖ではだめなのか。自分は年老いていく。なのに犬夜叉は若いままだ。それが気に食わなかったからだろう。願をかけるならば、自分が半妖になりたいと願えばいい。犬夜叉を人間にすることが「良い事」だと誰が決めたのか。
つまり、桔梗は自分の思い通りに犬夜叉を操りたい、ただの身勝手な女ではないのか。

その点、かごめは違った。人間だろうが半妖だろうが、かまわない。
犬夜叉だからこそ、愛している。
16巻で犬夜叉が妖怪化して暴れたとき、恐れるでもなくそばにいて、「どんな姿になっても、私を忘れてしまうほうが怖い」と。かごめは一度だって犬夜叉が人間になって欲しいなどと言ったことはない。
まぁでも、気に入らないと「おすわり」のお仕置きをする点は、かごめも身勝手女。

かごめの犬夜叉に対する気持ちが痛いほど読者に伝わったのは18巻。
かごめが現代から戻ってくると、犬夜叉と桔梗が抱き合っているのを目撃してしまう。そのときの二人の会話から、犬夜叉が今でも桔梗を大事に想っていると知ってしまう。「二人の絆は永遠のもの。私が入り込む隙はない」と、かごめは身を引く決意をする。だけど、現代に戻って思い悩んでみても、やっぱり犬夜叉が好き。戦国の犬夜叉に会いに戻り、「一緒にいていい?」と。犬夜叉の気持ちがまだ桔梗にあると知りながらも、それでも犬夜叉の笑顔がみたいから、そばにいると……。
テレサテンか! 不倫をやめられない愛人か! あなた本当に中学生ですか!
あぁ、この18巻は傑作中の傑作です。サブタイトルは『嫉妬』。犬夜叉が、かごめが、そして奈落までもが、人間独特の嫉妬心に感情的になっている。

この時は犬夜叉だって、これまでにないほど悩んでいます。彼を苦しめる理由は、二人のどちらが好きか、どちらと付き合いたいか、などという、よくある三角関係のお悩みではなく、自分のせいで命を落とした桔梗に対する負い目と責任。かごめには恋愛の修羅場だけでなく、殺される危険性まで負わせてしまった。
犬夜叉は二人とも本当に愛している。どちらか選ぶことはできない。
しかし犬夜叉は、桔梗を助けるために生きることを選び、もうかごめとは会わない、現代に戻って幸せに暮らして欲しいと願うことに決めた。それは桔梗が恋人だから、かごめを捨てる、という意味ではない。実際犬夜叉も、そうとは言っていない。その証拠に、この決心をかごめに言えないまま、うやむやにしてしまっている。
ただの優柔不断男と言ってしまえばそれまでだが、つまり桔梗を選ぶのは男としての責任からで、その実かごめとは分かれたくない、というのが本音である。
「俺は桔梗といく」これをかごめに言ってしまえば、本当に別れになってしまう。だから言えない。もう会わないほうがいいと言うのは、犬夜叉なりのかごめの気持ちを優先した優しさ。

不倫のパターンと同じだ。男はいつまでも、うじうじずるずる。誰かのためを思って、と言いながら、結局自分では決められない。恋愛に関しては男より女が一枚上手だ。
闘いの中では勇敢で男らしい犬夜叉だが、男女関係については、まるっきり子どもなのだ。そんな犬夜叉だからこそ、かごめも桔梗も愛して止まないのだろう。
かごめは現代にいれば普通の中学生で、彼氏と一緒に下校したり、ハンバーガーを食べたりの普通の恋愛を楽しんでもいいはずだった。だがしかし、初恋だと言うのに、テレサテンの世界の重く危険な愛憎劇を余儀なくされてしまった。悲恋と言ってもいい。
それなのに、かごめからは暗い空気は感じられない。犬夜叉との関係も自分ひとりで考え結論を出し、相手の幸せまでも願う。
もう、お手上げです。かごめ姐さん。

悲恋と言うならば、桔梗のほうじゃないか、と思う人もいるだろう。でも、桔梗と犬夜叉だって二人で愛を育んだ日々があったはず。それで充分幸せじゃないか。アニメ一期では抱き合ったりキスしたりしてたし。いつまでも犬夜叉に執着しないで、思い出を大切に成仏したほうが、自分の怖ろしい部分を愛する人にさらけ出さなくて済むのでは。
「桔梗がかわいそう」と思うのは、下に見ているからだ。かごめも言っていた。桔梗と私は同等だと。

もし、これが現実の話だとしたら、と考えてみる。
自分が死んだ後、恋人が自分の生まれ変わりを愛していたとしたら。
私なら、こんな嬉しいことはない。
生まれ変わり=分身だと考えると、また自分を愛してくれている、そう考えられないだろうか。
桔梗もおそらく、「かごめは私」と思うようになったのかもしれない。初めは殺したいほど邪魔な相手だったかごめを、20巻の黒巫女・椿の回では少しかごめを認めたような発言をしている。「かごめを」と言うより「かごめの霊力を」なのかもしれないが。
かごめの存在を認め始めたのは事実だろう。物語の終盤には、嫉妬心は失せているように思える。32巻の頃には嫉妬しているのはかごめのほう。なのに桔梗は自分の矢をかごめに渡すように犬夜叉に託したり協力的だ。わだかまりは消えたようにも見える。
人は皆、死に際には、「いい人だった」と思われて死んでいきたいもの。桔梗は自分の死期を察し、最後の力を奈落を滅するために使おうと覚悟したのかもしれない。愛する犬夜叉には自分の転生であるかごめと、これからは共に生きて欲しい。
そんな本来の優しい巫女としての慈愛の心を思い出し、本人も納得して成仏し消えていく際には、かごめに優しい言葉を残した。うそ偽りない深い愛情だったはず。
美しい最期です。

犬夜叉は8巻でかごめに「かごめはかごめだ。お前のかわりはいねえ」と言っています。
周りの人がかごめは桔梗の生まれ変わりと信じていても、犬夜叉はそうは信じていない様子。どうでもいいことなのかも。そこにこだわるのは、人間だけなのかも。
考えてみれば、人間より半妖の寿命のほうが、ずーっと長い。ならば、一度愛した人が死んでしまって、その何十年後また別の人を好きになったとしても、ちっとも構わないはずだ。犬夜叉にとって桔梗は過去に愛した女。
最期の決戦で「集まったか。仲間とやら、くだらん連中が」と言う奈落に犬夜叉は、「誰ひとり欠けちゃいないぜ」と言っている。桔梗は仲間じゃなかったのか?その時点で犬夜叉の記憶にすら消えてしまっている。

だいたい、こんな話をする以前に、かごめと犬夜叉はいつから付き合い始めたのか疑問。はっきり「好きです。付き合いましょう」的な描写は何もなかったと思うが。いつの間にやら、読者の知らないうちにそういう仲になっていた。そこが現代っ子のかごめ。ノリで付き合えてしまう。北条くんとデートしたりと空気は読めない御様子。
犬夜叉の態度が気に入らなければ「おすわり」攻撃。犬夜叉は手も足もでない。結局一番のヤキモチ妬きで独占欲が強いのはかごめ。
それに対して桔梗は昔の人だから、恋には古風で一途。情念に燃えるタイプ。
性格は違っても元々は同じ女。生まれ変わってもまた同じ人を愛するなんて、どっかの歌にありそうなロマンチックな話で、犬夜叉も男冥利に尽きると、さぞかし満足でしょう。
犬夜叉が本当に長生きなら、500年後のかごめが生まれた時代にも現れて欲しいものです。すっかり成人しておじさんになった犬夜叉に、現代のかごめが恋をするかは、わかりませんけどね。




[追記]

下のコメント欄でゴタゴタの原因になったコメントは、他の人が見られて不快に思われると申し訳ないので、非承認とさせていただきます。
実在の人物でない漫画キャラの性格分析を、自分のブログでどう書こうと、誰に遠慮することはありません。一人が否定的なコメントをすれば、もう一人、また一人と、乗っかってくる人が現れるのは、ネットの中ではよくあることですが、だんだんエスカレートしてただの悪態になれば手におえません。
『犬夜叉』は他の少年漫画と比べ台詞が少なく、冗長な説明もありません。何よりも三角関係についての犬夜叉の心奥や、他の人物の肝心な場面での内心は描かれていません。それは読者が自由に解釈してOKという作者のメッセージだと受け取っていいと思っています。

それと、匿名で私個人を批判して逃げ去るのもやめてください。私に不満をぶつけたい人は、堂々とご自分のURLかアドレスを添えてください。
礼儀をわきまえない無礼なコメントは無視します。すべてのコメントに返信するのがマナーとも思いません。コメントの公開判断は管理人である私がさせていただきます。
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犬夜叉 完結編 第26話 最終回 感想

kage

2010/03/31 (Wed)

 奈落さえ倒せばすべて終わると思っていた。しかし、四魂の玉の因縁は切れていなかった。四魂の玉の闇の中に閉じ込められた犬夜叉とかごめ。そこで犬夜叉は妖怪と闘う翠子の姿を見る。

 その昔、翠子という巫女が強い霊力を使い、妖怪の魂を浄化し無力化していた。そのため妖怪どもは一つに固まり強さを増し、翠子の命を狙い始めた。長い闘いの末、翠子は力尽き、最期の力で自分の魂の中に妖怪の魂を取り込み、一つの塊にした。
 それが四魂の玉。
 今でもまだ、翠子と妖怪たちの魂は、玉の中で闘い続けている。四魂の玉はかごめに翠子と同じ運命を辿らせようとしている。
 そんな四魂の玉の企みを知り、必死にかごめを助け出そうとする犬夜叉は、奈落の亡き骸を見せられる。
 闇の中の妖怪どもは言う。「かごめが闇の恐怖に負け、自分のために四魂の玉に願をかければ玉に取り込まれる。そうすれば奈落は甦り、永遠に闘い続けるのだ。玉の因果は繰り返される。そのためにかごめは生まれたのだ」と。
 犬夜叉は叫ぶ。「かごめは教えてくれた。仲間に頼ることも。人のために流す涙も。本当の強さや優しさも。かごめは俺に会うために生まれてきてくれたんだ」

 同じ頃、四魂の玉は「犬夜叉に会いたいと望め」とかごめを誘う。だが、かごめは四魂の玉は本当の自分の願いを叶えてくれないことを知っている。以前じいちゃんから言われた言葉を思い出す。
――『最後に四魂の玉を手にした者が唯一正しい願いを選んだとき、玉は浄化されこの世から消える』―
『正しい願い事』とは何か、今、わかった。
 犬夜叉は来てくれると信じている。だから「会いたい」と願う必要はない。
 かごめがそう思ったとき、犬夜叉は光に導かれ、冥道を斬り開くと、かごめのそばへと辿り着き、再び会うことができた。抱き合う二人。

「四魂の玉。私の願いを言うわ」
 犬夜叉と一緒なら怖くない。勇気を持ったかごめは強い口調で言う。
 ――「四魂の玉、消えなさい。永遠に」
 それこそ、『唯一の正しい願い』
 その瞬間、玉が砕け、浄化され、消えていった。

 三年後。
 弥勒と結婚した珊瑚は、三人目の子どもを出産した。楓とりんで赤ちゃんをとり上げ、弥勒と犬夜叉も駆けつけた。
 しかし、そこに、かごめの姿はない。

 四魂の玉の消滅後、消えたはずの骨喰いの井戸が、光の柱と共に再び戦国に現れた。そこから戻って来たのは、犬夜叉ひとりだけ。
 犬夜叉はかごめを無事現代に送り届け、喜ぶ家族たちを見て安心したとたん、井戸に引き込まれ、戦国に戻された。そして、それっきり井戸は繋がらなくなってしまったのだ。
 三年たった今も、犬夜叉はひとり星空を見上げ、かごめを想う。
 かごめは四魂の玉と共に戦国に現れ、四魂の玉の消滅と共に去って行った。かごめのこの世界の役割は終わってしまったのか……。

 そしてその頃、現代ではかごめは高校の卒業式を迎えていた。家族やクラスメートと過ごした高校生活。でもかごめは忘れてはいない。犬夜叉を。
 かごめはひとり、現代の祠の井戸のそばにたたずむ。
「私のすべきことは終わった……。それでも私は犬夜叉に会いたい……」
 そう思ったとき、井戸の向こうに空が見えた。この空は戦国の空。井戸は再び繋がった。

 戦国で犬夜叉はかごめの匂いを感じ取った。井戸に急いで駆けつけて、そっと井戸に手を伸ばすと、握り返すかごめの手。
「ごめんね。待っていてくれた?」
 抱き合う二人。
 そして、かごめは犬夜叉と共に、戦国で生きる道を選んだ。
                                   
                               -完-

  ◇

 原作にはなかった二人のキスシーン。最終回でありました! しかも長い!
 エンディングで完結編のこれまでのシーンが編集されて出てきました。振り返ってみますと、どれもこれも名場面ばかり。
 冥界で死んでしまったりんを抱きかかえる殺生丸や、神楽の死期を感じ取り、誰よりも早く駆けつけてやる殺生丸や、父上の遺志を自分で導き出し弟に技を譲る殺生丸。(あれ?殺生丸ばっかりだ)
 殺生丸がメインの回もあったり、弥勒&珊瑚の泣ける回もあったり、いいお話はたくさんありました。でもやっぱり、『犬夜叉』はかごめと犬夜叉の物語だったんだなと、この最終回を観てしみじみ思った。
 音楽も演出も声優さんの演技力も、すべて素晴らしかった。特にかごめと犬夜叉二人のシーンは、恋愛映画を観ているようで、Youtubeの小さい画像で観なきゃいけないのが惜しいくらいです。映画館のスクリーンで観たら、原作を読んで結末を知っている私でも、感動して泣いていたかもしれない。
 四魂の玉が最期に消えていくとき、奈落が「暖かい。これが安らぎというものか…」と呟き成仏していきました。これも、原作にはないカットだったけれど、奈落さんが最期の最期で安らかに成仏されていったので、ほっとしました。

 結局、最大の敵は、奈落ではなく、四魂の玉。
 人間の持つ憎しみ、恨み、嫉妬、という負の心。妖怪だけが悪ではない。人間の魂は悪にも善にもなる。
 この世のものは、四つの魂で出来ている。荒魂は勇。和魂は親。奇魂は智。幸魂は愛。これら四魂が正しく働けば、直霊となり人の心は正しく保たれる。悪行を働けば、曲霊となり、人は道を誤る。つまり魂は玉に操られるように、善にも悪にもなる。
 だけども、弱い人間は仲間の絆や愛を知ると、心が進化し強くなれる。妖怪にだって、慈悲の心を得ることで、本当の強さを知ることも出来る。
 犬夜叉は単なる子供向けバトル漫画と違って、言葉で言い表せないほどの意味深いものが隠されていると思います。

 最後は幸せムードで終わりました。子守りや洗濯の手伝いをさせられ家庭的なパパになった弥勒や、遠慮なのか狭いのが嫌なのか、家族が増えた珊瑚の家に寄り付かなくなった琥珀。
 殺生丸は、背が伸びて女の子らしくなったりんのところへ、せっせと新しい着物を届けに通っています。その着物、どこで調達しているのか気になりますけど。
 かごめの「お義兄さーん」の声にたじろぐ顔もかわいいし、邪見に言う「うるさい」の声も優しい言い方だった。かつて殺気を放っていたころと違って、りんの様子が気になる親バカちゃんになってしまいました。

 アニメ一期は原作に追いつき、どうでもいいオリジナルの内容をずるずると引き延ばしていましたし、七時台ということもあり、小学生向きに作ってありましたが、二期は本来ならもっとじっくり見せるべき場面も、ぎゅうぎゅう詰めに詰め込んで、その分濃く無駄がない気もしたけれど、原作を読んでいない人には、展開が速すぎて付いていけなかったかもしれませんね。
 でも、深夜枠で視聴率が取れないにも拘らず、手を抜かず、原作の良さを崩さず、いやそれ以上に素晴らしい作品に作ってあったので、犬夜叉ファンとしてアニメスタッフさんに感謝しています。
 高橋留美子作品は、みんな素晴らしいですが、犬夜叉は世界に誇れる名作です。感動をありがとうごさいました。


犬夜叉 完結編 第25話 感想

kage

2010/03/26 (Fri)

 仲間が揃っただけで四魂の玉の光が戻った。すると四魂の玉に心まで喰われた奈落は恐ろしい形相になり、闇を押し戻した。爆砕牙で切り刻まれた奈落の体からは、今まで以上に強い瘴気が溢れ出す。殺生丸は琥珀とりんたちに、奈落の体から出るように命令する。
 巨大な蜘蛛の奈落の体は崩れ落ちながら、楓の村に近付いて行く。目的は村にある骨喰いの井戸。殺生丸が爆砕牙で奈落を斬ると、瘴気まみれの肉片が村に降り注ぐ。犬夜叉が冥道残月破で村に落ちる瘴気をなぎ払うと、かごめは奈落の体の奥に隠された四魂の玉を見つけた。
「今なら撃てる!」信じて撃つと、かごめの矢は四魂の玉を貫いた。
 村中の瘴気が消え、浄化されていく。かごめの矢は、奈落を倒した。
 すると、浄化されていく奈落の瘴気の塊の中から、矢が貫通した四魂の玉と、顔だけになった奈落が現れ、骨喰いの井戸の上に浮かぶ。
「わしは四魂の玉に願をかけた。わしの死と同時にその願いは叶うはず」
と言い残し、奈落は消えていった。
 それと同時に弥勒の右手の風穴は消え、のろいは解けた。
 ほっとしたのも束の間、突然かごめの背後に円い冥道が開き、かごめを飲み込み消えていった。骨喰いの井戸も消えている。
 奈落が夢幻の白夜を使い、最後に仕掛けたのは、奈落の死と同時にかごめを冥道に引き込むこと。

 同時刻、現代のかごめの実家の祠でも、井戸が消えている。過去と未来を繋ぐ道は閉ざされた。戻ってこないかごめを心配する家族や同級生たち。

 そのころ戦国でも、かごめの行方を心配する仲間たち。四魂の玉も消えている。
 犬夜叉は、奈落がかごめを消すつもりならもっと前に出来たはず。なのにわざわざ死に際に井戸を目指していたのは何か目的がある。いまわの際で奈落が何を望んだのか、と考えを巡らす。
 そして犬夜叉は冥道残月破を出した。「四魂の玉はかごめを恐れていた。四魂の玉がかごめを無事に生かしておく訳がない」そう考え、かごめを探しに自ら冥道の中に飛び込んだ。
 犬夜叉にはかごめの家族がかごめを呼んで叫ぶ声が聞こえる。かごめは現代にも帰っていない。ならばいったいどこへ?

 気が付くと、かごめはひとり高校生の制服を着て立っていた。
 何もかも忘れ、現代で普通に高校生活を楽しんでいる。でも、弓道部が練習している様子を見ると、何か気にかかる。かごめの家の井戸があった場所は物置になっている。
「私は何かを忘れている?」
 御神木の横を通り過ぎたとき、違和感を感じた。
「違う。御神木には痕があったはず。犬夜叉が封印された痕が」
 その瞬間、すべてを思い出したかごめは、現実に戻される。
 
 闇の中で四魂の玉の声が聞こえる。「井戸は閉ざされた」
 今まで見ていた楽しく過ごす高校生活は、すべて幻影。本当のかごめは四魂の玉の闇に閉じ込められていた。
「私に何をしたの?」かごめの問いに四魂の玉は答える。
「幻で見た高校生活は、かごめが望んだこれからの日々。あの世界に戻りたいか。ならば願え。この四魂の玉へ。さもなくば闇の中で永遠にひとりだ。自分がいるべき世界へ帰りたいと願え」
 しかし、それは罠。かごめが四魂の玉に「自分が助かりたい」と願えば、永遠に玉の中に閉じ込められ、妖怪と闘い続ける運命が待っている。四魂の玉は滅びることはない。闘いは続き、永遠に繰り返す。あさましい因縁は断ち切れない。
「呼んでも誰も来ない」
 闇の恐怖にかごめを陥れようとしている。
 そうはさせないと必死な犬夜叉は、必ず助けに行くから何も願わず待っていろ、と、どこかにいるはずのかごめに叫ぶ。犬夜叉もかごめと同じ闇の中に閉じ込められているが、かごめの元へはたどり着けない。
 闇の中でひとりかごめは……。

  ◇

 殺生丸さまが暴れまくっていらっしゃって、さすがの奈落も敵いません。りんが無事とあらば、村ひとつ崩壊しようと、殺様には関係ないですから。
 お顔だけきれいに残った奈落が、最期に頭に浮かべたのは桔梗。やはり奈落=鬼蜘蛛でした。桔梗の心が欲しかったと言いながら、桔梗に嫌われることばかりしてしまう、小学生のハートの持ち主。そんなだから桔梗はもちろん、かごめや神楽にまでウザがられてしまう、ちょっと可哀想な男に思えて仕方ありません。
 奈落が死んだ直後も、、みんなの話題の中心は消えたかごめのことばかり。これだけ長く付きまとった最大の敵なのに、余韻もなく消えてしまいました。
 さようなら、奈落さん。
 めちゃくちゃ悪い奴だったけど、嫌いではなかった。もっと心の内を見せて欲しかった。
 犬夜叉には心を許しあえる仲間がいた。殺生丸にも守るべき者がいる。奈落にもそんな相手がいれば、結末は変わっていたでしょうに。
 来週は、とうとう最終回。ついにこの日がきたか。

犬夜叉 完結編 第24話 感想

kage

2010/03/19 (Fri)

 瘴気が充満する中、我先にと奈落の元へ急ぐ珊瑚は、犬夜叉と対立する現場に辿り着く。邪気を砕く飛来骨は、奈落の体を壊した。しかし防毒面をりんに譲った珊瑚は、瘴気の渦に囲まれて意識を失い、崖の底へと落ちていった。弥勒も後を追って落ちる。
「お願い、私も連れていって……」
 風穴の音は鳴り止まない。いっそ、二人で風穴に飲み込まれてしまおう……。
 心中を覚悟する二人の絶望が、再び四魂の玉に闇を与える。
 その時、いよいよ四魂の玉は奈落と一つになった。四魂の玉はますます奈落に力を与える。犬夜叉の冥道残月破をくらっても、飲み込まれることはない。
「四魂の玉は絶対に無くならない。たとえこの奈落が滅びようとも」
 その言葉にはっとするかごめ。
「あんたはいったい何をしたいの? 私たちと闘いながらやっていたのは、たった一つのこと。仲間同士の絆を嘲り、人と人が愛し合う心を呪って引き裂こうとする。それがあんたの望みだったの?こんなことは人の心を知っていなければできない。絆の大切さを知っているからこそ、それを失う苦しみが分かる」
 奈落の心を見抜く。そして、
「四魂の玉はあんたの本当の望みを叶えてくれなかったのね」
 完全な四魂の玉を手にしておきながら、今の今まで吸収しようとしなかったのは、心も体も本当の化け者になってしまうのを迷っていたんだと。
 心を見透かされた奈落は動揺し、悪あがきの攻撃を仕掛ける。
「人間の心を持っていながら、妖怪の生き方を選んだてめえを許せねえ」と怒る犬夜叉が冥道残月破を放つと、冥道は刃になって奈落の体を斬った。
 鉄砕牙は『斬る刀』。殺生丸から譲られた冥道残月破は、犬夜叉の物になった証として、斬れる技へと進化した。
 四魂の玉を貫けば、奈落は滅びる。そうはさせないと砕けた体を再生させる奈落。かごめの言葉に憤慨する奈落は瘴気を撒き散らす。

 一方、一度は心中を覚悟した弥勒だが、たとえ自分が死んでも珊瑚だけは生きていて欲しいと思い直し、瘴気の毒が届かない場所へと珊瑚と連れて逃げる。
 同じ頃、殺生丸と琥珀たちも奈落の元へと急ぐ。そこで殺生丸は爆砕牙を一太刀。奈落の体は砕けていく。爆砕牙で斬られた体は再生できない。
 体が砕けても魂は残ると負け惜しみを言う奈落だが、刀で斬れないもの、つまり奈落の魂を浄化するのはかごめの役目。
 するとその時、ふいにかごめの背後に夢幻の白夜が現れる。犬夜叉の冥道残月破の妖力を奪い取った刀でかごめを斬った。一見どこも斬られていないように見えるが、確かに斬られているはず。それを見て含み笑いの奈落。

 そしてその頃、諦めかけていた弥勒、珊瑚の二人だったが、風穴の音が治まりかけていることに気付いていた。奈落が痛手を受けたせいで、風穴の呪いが解けかかっている。希望が見えた二人は、犬夜叉の元へと急ぐ。
 殺生丸も犬夜叉と合流。
 爆砕牙の破壊が広がり、砕け落ちる奈落の体内で、仲間たちは集結した。

  ◇

「四魂の玉は桔梗と共に、この世から無くなるはずだった。だがかごめに生まれ変わった体を使って、再びこの世界に戻ってきた。砕け散っても災いを振り撒きながら再び集まり、時空すら越える」
 説明してくれたのは奈落。なぜかごめが桔梗の生まれ変わりだと知っている?もしやかごめが井戸からやってくる未来人だということも知っている?桔梗との三角関係のことも知っているし。きもいわ。
「たとえこの奈落が滅びても」の言葉も悲しすぎる。四魂の玉さえ残れば自分は死んでもいいと言っているようだし。犬夜叉にとっての敵は奈落であって、四魂の玉ではないはず。

 初期の頃は犬夜叉だって四魂の玉を使って本物の妖怪になりたいと思っていた。けれど妖怪化して理性を失う自分を知り悩んでいたときもあった。
「俺たちはどちらでも選べた」という犬夜叉ですが、自分は生き方を決めたということですね。
 半妖がコンプレックスだったが、妖怪化してかごめを傷付けるのは嫌だ。かごめは半妖の俺を好きでいてくれる。半妖のままでも十分強いし。だったらもう妖怪になりたいと思う必要はない。それが犬夜叉の結論。特に宣言はしていないけど、いつの間にかそんな方向へ。
 でも自分がそうだったからと言って、妖怪になりたいと望む奈落を責める立場じゃないでしょうに。
 そんな犬夜叉に「俺と同じ」と言われ怒る奈落は、殺様の爆砕牙で倒されそうになっているのに、余裕の笑み。
 白夜が奪い取った冥道残月破とは、冥界の入り口を開き、敵を冥界へと送り込む技。その妖力を奪ったということは……。危うしかごめ。
「儚き望み」とタイトル付けられた奈落さんの悪あがきが続きます。
 それにしても、弥勒さん。今週は男らしくて素敵でした。声優さんの演技力もあってか、二人のラブシーンのロマンチックなこと。死を覚悟した恋人同士は、たとえそこが敵の体内だろうとお構いなしで抱き合うのでしょうか。人間味を感じてしまいました。

犬夜叉 完結編 第23話 感想

kage

2010/03/11 (Thu)

 曲霊を倒したことにより、封印されていたかごめの霊力を取り戻した。浄化の力で犬夜叉も、妖怪化から元の半妖に戻った。かごめの霊力が、辺りに充満した奈落の邪気を取り除いたため、りんの居場所を素早く感じ取った殺生丸は、りんの元へと飛んでいく。そして、かごめの浄化の力は、黒く汚れた四魂の玉に光を戻していった。
しかし、奈落はこの四魂の玉の光を利用して、弥勒や珊瑚を陥れようと企む。

 風穴はもうすぐ裂ける。珊瑚を巻き添えにしないようにと離れて行動する弥勒に、奈落はわざと四魂の玉の光を見せる。その光の先に奈落がいると信じる弥勒は、最後の風穴で奈落を滅してやろうと光の先へと急ぐ。だがそれは罠。奈落は弥勒に最後の風穴を開かせ、自滅させるつもりだった。
 一方、弥勒とはぐれ探して歩く珊瑚にも、奈落は罠を仕掛けた。同じように四魂の光を珊瑚に見せ誘導すると、そこにいたのは、りんを抱えた幻影の奈落。
 今、奈落を倒すチャンスなのに、りんがいたら飛来骨を投げることが出来ない。すると奈落は「急がなければ弥勒は風穴を開く」と珊瑚を誘う。奈落は珊瑚にりんを殺させようと仕向ける。
 弥勒を助けたいがために冷静さを失っている珊瑚は、りんを犠牲にしてでも、今こそ奈落を攻撃するしかないと決意する。
 そんな中、奈落の体内に入っていった琥珀は、珊瑚が奈落(ニセモノ)に向かって飛来骨を投げつけようとしている現場に居合わせる。

 同じ頃、弥勒もまた奈落のニセモノと対峙していた。ためらいながらも今まさに風穴を開こうとした瞬間、犬夜叉が腕を掴み止める。弥勒は目の前の奈落が幻影だとは気付いていない。かごめが幻の奈落に矢を放つが消えない。かごめが撃つべきものは、奈落本体。かごめの目は奥に隠れる本物の奈落が見える。本物を狙って矢を撃つと、奈落の半身を射抜いた。
 珊瑚がりんもろとも奈落を攻撃しようとした瞬間、かごめの矢が奈落に命中。幻影は消えた。琥珀が飛び出し、落ちるりんをキャッチし救い出す。そこで初めて珊瑚は目の前の奈落が幻だと気付く。
陰で一部始終を窺っていた夢幻の白夜は、珊瑚を責める。
「きれいごとを並べたところで、お前は人の命を天秤にかけた。退治屋珊瑚、退治されたのはお前自身だ」と。
 そこに現れたのは殺生丸。
 殺生丸は今の話を聞いていた。きっと私は殺される。
 珊瑚は自分を責め、涙を浮かべ「私を殺すなら、奈落を倒し弥勒の呪いが解けるまで、待って欲しい」と頼む。琥珀は姉上を必死にかばい、命乞いする。そんな二人を、黙って見つめる殺生丸。
 その時、臭いの変化で奈落のいる場所を嗅ぎ取った殺生丸は、珊瑚を殺す素振りも見せず、奈落の元へと急ぐ。

 かごめの矢で体が砕けた奈落の元へたどり着いた犬夜叉たち。冥道残月破を撃つが狙いが外れ、冥道はゆっくりと離れていく。
 夢幻の白夜が自分の刀を冥道の通った後にかざして、妖力を写し取った。この刀が使えるのは一度きり。奈落はまだ何か企んでいる。

 かごめの矢が効いて四魂の玉に光が戻っていく。追い詰められた奈落は、辺りに瘴気を撒き散らす。人間などひとたまりもない。かごめの霊力を恐れる奈落は、かごめの矢を封じる策に出た。

  ◇

「光と闇が拮抗していようと、この場を支配しているのは、この奈落だ」
強がっていますが、あんた全裸ですからね。女の子の前だというのに、変態ですか。とりあえず服着ろ。かごめも目を覆うことなく、平気だけれども。ガン見だけれども。
 それに比べて、殺生丸さま。今週もかっこいいですこと。
 多くを語らなくても、何を考えているか分かる。冷血に見えて実は優しい。
「急げ、法師もそこにいる」何気なく弥勒が無事なことを珊瑚に伝えたりして。
 殺生丸については55巻感想でも書いたので、そっちも読んでみてください。
 夢幻の白夜も、飄々をした雰囲気ながらも闘いの状況を冷静に解説してくれて、敵だけど敵らしくない、結構好きなキャラです。仲良くなれば案外いい奴かも。
 追い詰められているのは、奈落なのか、犬夜叉たちなのか。人数的には犬夜叉たちが優位に見えるけど、ほとんどが人間と戦力外の小妖怪ですから、犬兄弟に頑張ってもらうしかありません。ハラハラドキドキの最終決戦。迫力ありますね。